ゼビオのオンライン限定セールで
お得に高品質なお買い物を
こんにちは!IBです。
本日は“The Process”の愛称で知られるジョエル・エンビードについて。
“過程”を意味するこのニックネームはセンスが良いな、と感じませんか?実はキャリア序盤に怪我で苦しんだ、彼自身が命名しました。
成功までの過程、苦しい時期からの脱却 の様なニュアンスで、チームとしてのスローガンに思えがちですが、エンビード個人の愛称でもあるんですね。
そして後に触れますが、このニックネームには様々な意味が込められているのではないか?と個人的に想像しています。(事実根拠はありませんが)
今年もフィラデルフィア・76ersに所属し7年目を迎え、平均30,6得点で得点王になるという快挙を成し遂げ、さらにMVP候補とも言われています。
カメルーン出身で213cm,127kgという恵まれた体格にセンターとは思えないスキルを持ち合わせるエンビードは、28歳とピークを迎える選手ですね。
幼少期から、同じアフリカはナイジェリア出身のアキーム・オラジュワンに憧れていた事に、大いに納得のスキルセットを持っています。
今年のスタッツはこちら。
- 68試合全てスターター出場
- (以下平均)33,8分出場
- 30,6得点
- 11,7リバウンド
- 4,2アシスト
- 1,5ブロック
- 1,1スティール
- FG 49,9%(1試合平均9,8/19,6)
- 3PT 37,1%(1試合平均1,4/3,7)
- FT. 81,4%(1試合平均9,6/11,8)
いやーバケモノスタッツ。とんでもないですね。
スリーポイントを平均3,7本打っているのもすごいんですが、それ以上にミッドレンジジャンパーの確率が凄まじかったりします。
ユーロステップやステップバックもこなしアシストも出す、ハンドラーとしてのスキルがセンターとしてずば抜けていますよね。
今年はチームを引っ張り続け、7年のキャリア(うち1年は全休)で
- オールスター5回
- NBAセカンドチーム3回
- NBAディフェンシブセカンドチーム3回
を誇るキャリアに、NBA得点王というタイトルが加わりました。
更にいうと
- 1999-2000シーズンのシャキール・オニール以来、センターとして初の得点王
- 国際プレーヤーとして史上初の得点王
- 平均出場時間が40分以下の選手として平均30得点を記録した初のセンター
と、記録が目白押しです。
オールNBAや、もしかしたらMVPやチャンピオンシップも加わる可能性がある、素晴らしい年になっています。
エンビードの出身はカメルーンですが、NBAが開催している”Basketball without borders”(国境なきバスケットボール)に17歳、2011年に参加した時から注目されていました。
元々はバレーボールのプロを目指していたエンビードが、15才の時に見たコービー・ブライアントの影響もあり、本格的にバスケットボールにハマったのもこの頃。
やはり当時はだいぶあどけなく、まだまだ細い体をしていますがこのNBAの取り組みが史上初の国際プレーヤーとしての得点王を生みました。遡ると感慨深いでしょうね。
同じカメルーン出身のNBA選手、ルーク・リチャード・ムバムーテの推薦があり、NBA選手を目指す事を決意し高校からフロリダへ渡米しました。
進学先のカンザス大学で1年プレイしたあとには、全体3位でシクサーズに指名をされました。
ドラフト開催直前にエンビードは右足を疲労骨折しており、全治6ヶ月という診断を受けていながらもシクサーズはエンビードを指名しました。
ルーキーシーズンは全休、2年目もわずか31試合の出場となりポテンシャルは見えていたものの、そういった苦しい、歯痒い時代があり”Trust the process”の時代が始まりました。
そしてこの”Process”の始まりは、エンビードにとっては決して怪我をした事による苦しみだけでは無かったそうです。
エンビードのルーキーシーズンの開幕を控えた10月のある日、アメリカに来て以来長らく会えていなかった最愛の弟、アーサー・エンビードさんがトラック事故で亡くなったとの事。
当時を振り返りジョエルはこの様に語っています。
I actually don’t know how many people know this, but right after I got drafted, back in 2014, I thought about walking away from the game. I’m not exaggerating at all. I seriously considered retiring from the NBA before I’d even played one game.
どの程度の人々がこの事を知っているか分からないがドラフトされた直後の2014年には引退しようと考えていた。おおげさじゃなく。1試合もプレイしていない段階で、NBAから引退を考えた。
It actually had nothing to do with my injuries. Your body, it heals. It always heals. All that pain is just temporary. Your heart, though? Man — that’s different. It’s a lot more complicated.
怪我が理由では無かった。怪我をしても、痛みは一時的なもので治っていくものだ。しかし精神的に苦しい事があるとそうはいかない。心は体より複雑なんだ。
どれだけ心を痛める出来事だったのか、故郷からアメリカに渡ってきたエンビードにとって本当に苦しい時期だったのでしょう。
こういった背景に加え怪我の影響もあり、エンビードには苦しいキャリア序盤となりました。
しかしその後も「NBAでプレイする事で弟は私を誇りに思うだろう」と言い聞かせ、辞めたい中でも毎日一歩一歩という意識で、トレーニングを積んだと語っています。
エンビードが語る“Trust the process”の意味に、今後は様々な思いを馳せてしまいそうです。
この様なハードな2年を経て、その後はオールNBAに5年連続で選ばれる活躍を見せています。
お調子者の印象でテクニカルファウルも多いエンビードですが、彼にとっては故郷の家族の元で無く、アメリカで過ごす事自体が試練となってしまった日々があったのですね。
今年は最高の状態に見えるエンビードに加え、プレーオフ経験豊富なジェームス・ハーデンも加わり、サポートキャストもバランス良くかなりチャンスのある年かもしれません。
早速ハーデンからはステップバックを教わり、実践してみた模様。
4ステップと判断され、ユニークな瞬間でした。
オフコートではこんな場面も。関係性も良さそうですね。
人間味溢れるジョエル・エンビードとシクサーズに注目です!
ゼビオのオンライン限定セールで
お得に高品質なお買い物を
コメント