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ザイオン、レッグスルーダンク見せるもシーズンアウト決定

New Orleans Pelicans
この記事は約9分で読めます。

こんにちは、AJです。

先日記事にも書いたザイオン・ウィリアムソンでしたが、現地時間3/24日に正式に今シーズン中の復帰がないことがアナウンスされましたね。

Report: Pelicans' Zion Williamson won't return this season due to foot injury
A foot injury prevented Williamson's season from ever starting, and now it appears to be over.

前回書いたザイオンの記事↓

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正式な決定は今回での事でしたが、チームからしてもファンからしても予定通りといったところでしょうか。

しかし3月の初めにチームからザイオンがチームに合流したことが報告され、

さらにネット上でザイオンがレッグスルーダンクをかましている動画が投稿され、ザイオン周りにやっとポジティブな空気が流れてきたような感じがします。

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コンディションの良さをアピールした動画でしたが、ダンクのためにテイクオフする際コートが凹みすぎているように見えた事からコートが弾む素材なんじゃないかという説が出たり、ザイオン自身のシグニチャーシューズの新作を履いていることから宣伝目的だったなど、さまざまな面で話題になっていました。

とりあえず言えることは、シーズンが終わる前に復帰は叶わなかったものの、チーム帯同をするレベルになったのはポジティブな事。

シーズン中にコートに立たない選択をした事は、来季以降自身のバスケットボール選手としての評価を厳しくする事は予想されます。

これはもしかするとザイオンの意思だけでなく、現在プレイイントーナメントに参加濃厚のペリカンズがドラフト順位を少しでも高くしたいための環境づくりの一環なのかもしれませんが、それでもルーキーコントラクトの3年目を棒に振った事は契約更新にも少なからず影響しそう。

ただ、チームにとってはバスケットボールシェイプに体調を戻してきただけで御の字と思っているのかもしれません。

数日前に録画されたなんと6ヶ月ぶりというチーム練習の参加は、軽いシューティングではありますが確実に調子は作れているように見受けられます。

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別メニューで練習していることは明らかなのでまだ試合復帰までの道のりは長そうですが、元NBA選手で現プレイヤーデベロップメントコーチであるコーリー・ブリュワー(Corey Brewer)との1on1を見た限りはしっかりとバスケの動きをしています。

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リコンディショニング中とはいえ、この動きはサスガですね。

しかしチームが彼の復帰に今まで以上に慎重になっている事はHCへのレポートからも分かります。

「彼はまだ回復の途中にあるから、どれだけのワークアウトをするか今はまだ慎重になっているけど、明らかに良くなっているのが見て分かって私たちは嬉しく思っている。」

“…We still be careful of how much he does just because he’s still going through the healing process, but you know we are happy that he’s getting better obviously you guys can see him on the floor.”

-Willie Green on Zion Williamson

返答を聞いた感じだと、チームは彼の復帰を全く焦ってないように感じます。見た目よりもリハビリ・コンディショニングの過程は長そうですね。

結構キレがあるように見えますが、1on1をしたのも今回が初だったとのこと。

この時点でコンタクトありの練習もなかったと考えれば、残りのシーズンで帰ってこれないのも納得。

となると、当たり前ですが本人にとって勝負の年になるのは来シーズンになります。

1巡目指名のルーキーコントラクトは4年で、来年中に契約延長のオファーを受けれなければ翌シーズン後に制限付きFAになります。

注目されるのは、FAマーケットにザイオンが飛び込む前に大型契約延長をペリカンズがオファーする気になれる活躍ができるか?ですね。

実は現在NBAで活躍している選手で、ザイオンのような状況から契約延長を勝ち取った選手がいます。

それがシクサーズのジョエル・エンビードです。

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ザイオンはNBA3年のキャリアでわずか85試合しか出場していなくて、その少なさがバストの代表として名前が上がるグレッグ・オデン(Gregg Oden)と比較されている事は前回の記事でも紹介しました。

しかしエンビードはそのザイオンよりもはるかに少ない31試合しか出場していませんでした。

契約延長した事は当時シクサーズやファンにとっても大きな不安の種でしたが、ザ・プロセスとして実行したこの決断は今のところ大成功だったと言える選択になりました。

Sources: Embiid, 76ers reach 8M extension
76ers center Joel Embiid has agreed to a five-year, 8 million designated rookie scale maximum contract extension, league sources told ESPN.

ペリカンズにとってもザイオンがチームの描く未来の中心人物になっているのであれば、間違いなく契約のオファーは出されると思います。

ただ、ルーキーコントラクトエクステンション後に成功を収めているエンビードと今回のザイオンとの違いは、シクサーズはドラフト当初から怪我しているエンビードのリカバリー期間も見込んで獲得しているということ。

チームはドラフト時怪我をしていたエンビードに復帰までのモラトリアムを与えることを受け入れていました。

そのシチュエーションを踏まえれば、始め2シーズンを棒に振った状態でも契約延長するまでがプランだったとも予想できますね。

もちろん当時5年で$148millionでの契約延長のそれには、エンビードがリカバリー中や契約更新前に見せていたポテンシャルがあっての事だったとは思いますが。

今回のザイオンに、エンビードが受けていたほどの“保証の空気”はないように感じます。

しかしザイオンの体重問題は大学時代から既に取り沙汰されていたので、ペリカンズもある程度故障への許容を念頭に置いている可能性はありますが、ここまでの不出場が続くと予想していたようには思えません。

故障中の体調管理不足によって今回の欠場期間の延長を招いたと考えると、彼への信頼感や投資する意欲はエンビードに対するシクサーズが持っていたそれと同じとは考えにくいです。

なんにせよ、ザイオンにとって来年がアピールできる最後のチャンス。

ザイオンが最初の2年で見せてくれたチームへの影響力を考えると、“通常のザイオン”を見せてくれれば再契約は安心にも思いますが、実は静かにいい選手が揃ってきているペリカンズでもあります。

ハーバート・ジョーンズはルーキーオブザイヤー争いには食い込んでいないもののゲームへの貢献度はルーキー内トップレベルと評価され、チームでは既にサポートキャストとしてメインの役割を得ています。

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早くも2022年組ドラフト外の選手では1番とも言われているホセ・アルバラードも注目されている新人の1人。

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荒削りではありますが、ザイオンがいなくてもチームが作れる状況が着々と作られているようにも見えます。

特にハーバート・ジョーンズはザイオンとは違ったタイプのフォワードですが恵まれたサイズで機動力があり、ディフェンス面でポジションレスに影響力を与えられると期待されている注目株。

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しかし、だからこそザイオンが加わってくれればより一層楽しみなチームになりそうですよね。

もし現在の戦力にザイオンが加わると、スタメンの予想が

ヨナス・バレンチウナス

ブランドン・イングラム

ザイオン

CJマッコラム

ハーバート・ジョーンズ/トロイ・マーフィー

悪いとはとても思えません。

特にトレードで獲得したCJはペリカンズで本格的にPGをプレイし始めていて、持ち味の得点力だけでなくアシスト数が増えているのが今後の楽しみを増大させています。

CJについては以前Jerryが書いてくれています↓

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ザイオンをNBAのコートで見れるのは来シーズンまでお預けになってしまいましたが、今回の猶予期間をうまく利用したと後々言えるように、今の間にしっかりと体を作ってくれると嬉しいですね。

なんだかんだ言いましたが、普通に考えてペリカンズがこのままザイオンを手放すとは思えません。

ファン心理としてもチームとしても、彼の活躍する姿を見れることが来シーズン何よりの期待になることに間違いはないはず。

万全の体調でNBAのコートに立つ姿、楽しみですね。

追記:6/10ザイオン復帰の続報書きました↓

Zion Williamson Instagram

他に参考にした記事・動画:

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