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NBAトップ10スコアラーのプレイタイプ スタッツ-Playtype Stats を考察

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はじめに

こんにちは!IBです。

本日は、2021-2022 シーズンのトップ10スコアラーについて。

そうそうたるスタープレーヤーたちですが、得点の方法まで見ていくと得意なプレイや以外な数値があったりします。

誰が見ても魅了されるスター達ですが、数値で見るとどういった特徴があるのか?

想像通りの項目も非常に多いですが、見ていきたいと思います!

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見てみる項目

今回の項目ですが、「得点方法」と「1試合平均得点数」のみに絞ってみてみます。

各項目の効率などまでは追っていませんが、十分に得意プレイの把握にはなるのではないでしょうか。

各項目ですが、公式サイトからとれる各項目です。

  • トランジション*速攻からの得点
  • アイソレーション
  • ピックアンドロール(ハンドラー) *ボール保持中にスクリーンをかけてもらった後の得点
  • ピックアンドロール(スクリーナー) *ボール保持者にスクリーンをかけた後パスを受けての得点
  • ポストアップ
  • スポットアップ *キャッチアンドシュートでの得点
  • ハンドオフ *手渡しでボールを受けてからの得点
  • カッティング *合わせでのパスを受けての得点
  • オフスクリーン *ボール保持者でない2名がスクリーンをかけた後パスを受けての得点
  • プットバック

もちろんガードやフォワードでそもそも特徴が全然違いますが、その中でも興味深い項目を探していこうと思います。

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各選手のブレークダウン

早速見ていきたいのですが、今回のトップ10は実はオフィシャルのランキングではありません。

というのも、2021-2022シーズンは「58試合以上出場した選手」がオフィシャルにはランキングされていきます。

下記でいうとレブロン/モラント は56試合の出場でしたので、オフィシャルでは厳密には対象外でした。

しかし2名とも1,500得点以上をシーズン中に記録しているわけなので、今回は含めていきたいと思います。

(カイリー・アービングも平均得点はトップ10でしたが出場試合数が29試合でしたので今回は割愛しています。)

個人的なピックですが、早速見ていきますと下記が得点方法の詳細になります。

1位 ジョエル・エンビード (30,6得点)

  • FG 49,9% (9,8/19,6)
  • 3pt 37,1% (1,4/3,7)
  • FT 81,4% (9,6/11,8)
  • トランジション – 3,2得点
  • アイソレーション – 4,2得点
  • ピックアンドロール(ハンドラー) – 0,6得点
  • ピックアンドロール(スクリーナー) – 5,8得点
  • ポストアップ – 8,2得点
  • スポットアップ – 3,5得点
  • カッティング – 1,3得点
  • オフスクリーン – 0,2 得点
  • プットバック – 2,1得点

エンビードは流石すぎるというか、完全に彼中心としてオフェンスが組み立てられています。

ポストアップはダントツのリーグ1位の得点ですし、ピックもエンビードをフィニッシャーとする前提の様な気がしますね。それだけ数値的にはずば抜けています。

アイソレーションも多く組み立てられていますし、フリースローの高確率もさすがです。

特筆すべきはトランジションとプットバックの多さ。

走る事が出来る上にリバウンドにも多く絡んでいく、というゲーム全般でのハードワークな部分にもしっかり成果を残しているからこそ、エンビードが得点王たる理由なのかと思ってしまいますね。

フリースローやスリーも決めれるシュート力はもちろん魅力ですが、泥臭さなイメージはあまり無かったので見る目が多少変わる内容でもありました。

2位 レブロン・ジェームズ (30,3得点)

  • FG 52,4% (11,4/21,8)
  • 3pt 35,9% (2,9/8,0)
  • FT 75,6% (4,5/6,0)
  • トランジション – 7,4得点
  • アイソレーション – 4,4得点
  • ピックアンドロール(ハンドラー) – 4,5得点
  • ピックアンドロール(スクリーナー) – 1,9得点
  • ポストアップ – 3,1得点
  • スポットアップ – 2,8得点
  • ハンドオフ – 0,9得点
  • カッティング – 2,5得点
  • オフスクリーン – 0,6得点
  • プットバック – 1,2得点

レブロンの特徴は、全カテゴリーで数字を残している事。

どこかのオフェンス方法に偏る訳ではなく、ゲームの流れを汲んで常に最高級のパフォーマンスを出している事が数字からも伺えます。

特に、ピックアンドロールにおけるスクリーナーとしても高い得点をあげている事や、

カッティングにおいても高い得点を残していることは、レブロンがゲームメイクだけではなくチームプレーヤーとして如何に機能しているかわかる数字ではないでしょうか。

リーグ最もオールラウンドな活躍をする選手である、という点は数字上からも納得の結果となりました。

3位 ヤニス・アンテトクンポ (29,9得点)

  • FG 55,3% (10,3/18,6)
  • 3pt 29,3% (1,1/3,6)
  • FT 72,2% (8,3/11,4)
  • トランジション – 8,5得点
  • アイソレーション – 4,6得点
  • ピックアンドロール(ハンドラー) – 1,7得点
  • ピックアンドロール(スクリーナー) – 2,5得点
  • ポストアップ – 3,4得点
  • スポットアップ – 2,3得点
  • ハンドオフ – 0,3得点
  • カッティング – 3,1得点
  • オフスクリーン – 0,2得点
  • プットバック – 1,8得点

トランジションでの得点は圧倒的リーグ1位またフリースローが多いですね。

ここはイメージ通りですが素晴らしすぎますね。

以外とポストアップの得点も多い事はヤニスが向上している部分ではないでしょうか。

また、クリス・ミドルトンやジュルー・ホリデーなど切り込めるプレーヤーへの合わせ、カッティングが優れた数値。

ヤニスあってのチームですが、チーム編成あってのいまのヤニスだと感じさせられました。

スポットアップの得点が高水準なことも、良い要因ではないでしょうか。

4位 ケビン・デュラント (29,9得点)

  • FG 51,8% (10,5/20,3)
  • 3pt 38,3% (2,1/5,5)
  • FT 91,0% (6,8/7,4)
  • トランジション – 4,4得点
  • アイソレーション – 5,7得点
  • ピックアンドロール(ハンドラー) – 4,6得点
  • ピックアンドロール(スクリーナー) – 0,3得点
  • ポストアップ – 2,8得点
  • スポットアップ – 4,0得点
  • ハンドオフ – 1,8得点
  • カッティング – 1,1得点
  • オフスクリーン – 3,2得点
  • プットバック – 0,3得点

KDはご存じの通りなのですが、スコアリングにおける天才ですよね。

アイソレーションも安心して見てられる上に、

スポットアップ/ハンドオフ/オフスクリーンなど、オフボール含めいかなる状況からでも高精度のシュートを打ててしまいます。

決して自身がハンドラーになる必要がないというポイントは、デュラントの魅力の1つだと思いますね。

一方でやはりインサイド寄りの展開はあまり好まなさそうで、従来のフォワードの概念とは一線を画している気がします。

5位 ルカ・ドンチッチ (28,4得点)

  • FG 45,7% (9,9/21,6)
  • 3pt 35,3% (3,1/8,8)
  • FT 74,4% (5,6/7,5)
  • アイソレーション – 7,0得点
  • トランジション – 1,6得点
  • ピックアンドロール(ハンドラー) – 12,0得点
  • ピックアンドロール(スクリーナー) – 得点
  • ポストアップ – 2,4得点
  • スポットアップ – 1,7得点
  • ハンドオフ – 1,5得点
  • カッティング – 0,4得点
  • オフスクリーン – 0,3得点
  • プットバック – 0,6得点

ドンチッチは完全なるボールハンドラー。

アイソレーションも、ピックからの展開も、そして意外とハンドオフからも自分でフィニッシュへ向かう確率が高いですね。

もちろんアシストも高水準で、チームのオフェンスを担いきっているといっても良さそうです。

チーム特性もあるとは思いますが、マブスはかなりドンチッチのプレイぶりに左右される側面があるのではないかと思います。

ポストアップまで高い水準で得点しているのですから、ドンチッチがいればチームを組み立てられるといっても過言ではなさそうですね。

6位 トレー・ヤング (28,4得点)

  • FG 46,0% (9,4/20,3)
  • 3pt 38,2% (3,1/8,0)
  • FT 90,4% (6,6/7,3)
  • トランジション – 4,0得点
  • アイソレーション – 4,3得点
  • ピックアンドロール(ハンドラー) – 13,6得点
  • ピックアンドロール(スクリーナー) – 得点
  • ポストアップ – 得点
  • スポットアップ – 2,5得点
  • ハンドオフ – 1,0得点
  • カッティング – 0,2得点
  • オフスクリーン – 0,4 得点
  • プットバック – 0,4得点

ヤングは総得点も、総アシストもリーグ1位。

シュート率も各カテゴリ、とにかく高水準です。

オフェンスにおいては、チームにおける依存度が最も高い選手と言えるかと思います。

他のランク入り選手と比べても、ピックアンドロールからの得点力がダントツ。

多くのアシストもここから生まれるのではないでしょうか。

ドンチッチが追随しますが、現段階でリーグナンバーワンの、ピックアンドロールにおけるハンドラーといっても良さそうですね。

7位 デマー・デローザン (27,9得点)

  • FG 50,4% (10,2/20,2)
  • 3pt 35,2% (0,7/1,9)
  • FT 87,7% (6,8/7,8)
  • トランジション – 2,5得点
  • アイソレーション – 4,8得点
  • ピックアンドロール(ハンドラー) – 11,0得点
  • ピックアンドロール(スクリーナー) – 得点
  • ポストアップ – 1,8得点
  • スポットアップ – 3,4得点
  • ハンドオフ – 1,0得点
  • カッティング – 0,7得点
  • オフスクリーン – 1,2 得点
  • プットバック – 0,5得点

デローザンもピックからの展開が多い選手。

特徴としてはロングレンジに流れるのでは無く、ミッドレンジ付近まで侵入した後は止められない展開となります。

ここは、ロングレンジのシュートが得意なセンターの二コラ・ブチェビッチとは相性抜群ですよね。

スリーポイントは滅多に放たない、というスタイルが好きな方は多いのではないでしょうか。

しかし意外なのはスポットアップやオフスクリーンからも高水準の得点をしている事。

ザック・ラビーンと共存するチームにおいて、これは今後への好材料です。

トランジションはもっと絡んでいるイメージでしたが、そこはポイントガードのロンゾ・ボールの復帰後は注目のチームですね。

8位 ジャ・モラント (27,4得点)

  • FG 49,3% (10,2/20,6)
  • 3pt 34,4% (1,5/4,5)
  • FT 76,1% (5,5/7,3)
  • トランジション – 6,4得点
  • アイソレーション – 3,1得点
  • ピックアンドロール(ハンドラー) – 11,4得点
  • ピックアンドロール(スクリーナー) – 得点
  • ポストアップ – 得点
  • スポットアップ – 2,3得点
  • ハンドオフ – 1,2得点
  • カッティング – 0,9得点
  • オフスクリーン – 0,5得点
  • プットバック – 0,8得点

モラントはガードにして、インサイドでの得点が多い選手。

スリーポイントは得意とするまでの数字では無いですし、ポストアップが出来るスタイルでもありません。

しかしピックからの得点は確率が高い要因は、インサイドへのアタック力にある事は明白です。

切り込んでのリム付近でのフィニッシュが桁違いに上手く、しかも最高にエキサイティングです。

見ていて最高に楽しい選手、という評価はありましたがそのスタイルで、激戦のウエスト2位という素晴らしい成績を残し勝てる選手という事を証明しました。

モラントが作るアップテンポなゲームは彼自身がフィニッシュ出来る能力がある事が前提で成り立っているといえますね。

スポットアップでも高水準な得点をしている事は少し以外な印象でした。

9位 ニコラ・ヨキッチ (27,1得点)

  • FG 58,3% (10,3/17,7)
  • 3pt 33,7% (1,3/3,9)
  • FT 81,0% (5,1/6,3)
  • アイソレーション – 1,2得点
  • ピックアンドロール(ハンドラー) – 1,0得点
  • ピックアンドロール(スクリーナー) – 4,3得点
  • ポストアップ – 6,0得点
  • スポットアップ – 2,6得点
  • ハンドオフ – 得点
  • カッティング – 3,1得点
  • オフスクリーン – 1,6得点
  • プットバック – 2,9得点

ヨキッチの凄さは、センターでありながらガードの様なスキルを持つこと。

ここは皆さま周知の通りである、というポイントではないでしょうか。

本当にその通りではあると思います。アシストも含め、チーム全体の底上げ能力は2年連続MVPにふさわしいですよね。

数値で見ると、ポストアップはリーグ最高水準の得点力。ここは納得です。

少し以外なのはカッティング/オフスクリーン などのカテゴリ。

ガードやフォワードの選手の動きにあわせて最善の判断をするヨキッチの判断力は、特にパスから得点を任されるインサイドプレーヤーとしてずば抜けているのでしょう。

2年連続MVPは快挙ですよね。

そんなヨキッチを信じてナゲッツの行方に注目したいところではありますよね。

10位 ジェイソン・テイタム (26,9得点)

  • FG 45,3% (9,3/20,6)
  • 3pt 35,3% (3,0/8,6)
  • FT 85,3% (5,3/6,2)
  • トランジション – 4,4得点
  • アイソレーション – 4,3得点
  • ピックアンドロール(ハンドラー) – 5,5得点
  • ピックアンドロール(スクリーナー) – 0,8得点
  • ポストアップ – 1,4得点
  • スポットアップ – 4,8得点
  • ハンドオフ – 0,6得点
  • カッティング – 1,5得点
  • オフスクリーン – 1,9得点
  • プットバック – 0,8得点

テイタムは判断力に優れた選手。

自らのエゴは無く、シューティングもパスも流れの中で最適な選択をする事が出来る選手な気がします。

個人技にも長けており任されるシーンも多い中で、スポットアップでの得点が非常に多いのが納得です。

またカッティングやオフスクリーンなど、ボールを持っていない状態での動きもしっかり行い、チームとして機能することを最優先している印象ですね。

個人技/チームプレイ 両方に長けた謙虚なスーパースターと言えますね。

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まとめ

得点方法にもスタッツがあり、改めて見てみると特徴の理解に役立つ気がします。

イメージ通りのスタッツも多くありますし、意外な点も個人的には多少ありました。

あまりデータで判断しすぎる必要はないのですが、考察の一環として細かなデータがある事はありがたいですね。

データの捉え方は様々あるかと思いますので、お気づきの点があればぜひ共有頂けると嬉しいです!

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