ゼビオのオンライン限定セールで
お得に高品質なお買い物を
こんにちは!IBです。
今日は「なぜリーグにいないの?」な選手の1人、ダマーカス・カズンズについて触れたいと思います。2010年の入団以来、キングスで7年過ごし、その後はペリカンズ/ウォリアーズ/ロケッツ/クリッパーズと単年契約を渡り歩いているセンタープレイヤーです。
個人的には彼のキングス時代、インサイドでもアウトサイドでも点が取れアシストもリバウンドも万能、彼はリーグ有数のタレントでありインサイドプレイメーカーに見えました。感情的にキレやすいのも傷でありながらナイスキャラでしたね。勝てなかった事や怪我だけついて回りますが。当たり前ですが本当に勝つ事が何より大事なリーグですね。
彼はアラバマ州出身、1990年生まれの31歳。208cm,122kgと屈強かつ器用なセンタープレイヤーです。ジョン・ウォールと共にケンタッキー大学でElite8(カレッジベスト8)と躍進するなど1年間プレイをした後、2010年の5位指名でキングスに入団しました。(動画約2分)
入団後も早々に主力となり当年1位指名のジョン・ウォールと共にオール・ルーキー1stチームに。
この時ポール・ジョージやエリック・ブレッドソーが2ndチームでしたが、ゲイリー・ニールやランドリー・フィールズといった選手が1stチームでしたね。
ルーキーオブザイヤーは前年の1位指名、ブレイク・グリフィンでした。
その後目を見張る活躍を重ね、2015-2018は4年連続でオールスターに選出。
キャリア606試合の平均は31分出場/20,4点/10,6リバウンド/3,1アシスト。2015年のキングスからのオールスター選手は2004年のブラッド・ミラーとぺジャ・ストヤコビッチ以来でした。
更に2015,2016と2年続けてオールNBA2ndチームに選ばれています。
各項目のキャリアハイを各年から切り取ると平均スタッツは27,8得点/12,9リバウンド/5,4アシスト/1,8ブロック/1.6スティール とかなり魅力的な数字ですね。
試合単位だとキャリアハイは56点/24リバウンド/13アシスト/7ブロック/7スティール。
3ポイントも34%で沈め、ドライブもとても上手いです。プレイの幅が広く万能型センターでしたが、ウォリアーズに移籍する2019年まで出場試合数も不安定であり、プレイオフに出れなかった事も現在の低い評価に繋がっているのでしょうか。
怪我も多く、おまけにフレグラントも多いので12シーズンで606試合、平均50試合程度のプレイというのはチームのコアとして少し物足りない部分だったかもしれません。5年目の2014年以降は60試合以上の出場は1度、50試合以上の出場は2度のみです。(シーズン短縮もありましたが。)
また2012年には当時キングスのヘッドコーチであったポール・ウエストファルがカズンズの考え方やふるまいを原因に、試合に出さず帰宅を命じた事もありました。
“unwilling/unable to embrace traveling in the same direction as his team; it cannot be ignored indefinitely.”
彼とシーズンを戦っていくのは今は難しい。無視できない問題だ。
それでもオールラウンダーとしての能力に優れ、キングスでの7シーズンはプレイオフに出れなかったもののスター街道をひた走りました。
特にキングス所属の後半4年間は個人では平均25点は当たり前、得点ランキング4位という年もあるシーズンを過ごすものの、それでも勝率は常に3割台とチームとして結果を出せずにいました。
そんな中、2017年にはタイリク・エバンス/バディ・ヒールド等を含む電撃トレードでニューオーリンズ・ペリカンズへ移籍しました。この主な理由とされているのはあまり良くないものです。キングスのGMであったブラデ・ディバッツは下記の様にぼやかして話しています。
As general manager Vlade Divac noted in the release, “Winning begins with culture and character matters.”
チームとして勝っていくには、まずはチームのカルチャーや空気を変えなければいけない。(今はとても良くない)
やはり彼の能力は素晴らしいものの、素行やリーダーシップの面も問題視され、再建へ踏み込むキングスからはトレードに踏み切られた様です。怪我はまだ仕方ない部分もありますが、1シーズンでフレグラント19回などの記録もありましたし仕方ないところでしょうか。
しかし結果的に翌シーズンよりアンソニー・デイビスと最強インサイドを、更にジュルー・ホリデーとビッグ3を形成しました。
これも個人的に、その時のはレイジョン・ロンドの組み立てがものすごく好みです。3人ともなんとケンタッキー大学出身でしたね!ロンドはカズンズが怪我をしなければ、元々のリーグ最強のビッグ3へ参加する事が楽しみなんだと発言をしていましたね。
“That was my biggest reason why I wanted to come here,” Rondo said. “Obviously, (Cousins) went down, but the weapons they had before I got here with the Big 3 — Jrue, A.D. and Cuz — I thought they were the best Big 3 in the league, by far. At a point, right before Cuz got hurt, that was my argument. Hands down, we had the best Big 3.”
彼らビッグ3が、私がニューオーリンズを選んだ理由だ。明らかに、ホリデー/AD/カズンズはリーグベストのビッグ3だ。カズンズが怪我してしまい我々はアジャストしなければならないが、彼ら3人は最高だ。
この様に、ペリカンズが48勝を記録し、プレイオフ進出した2017-2018もカズンズはアキレスの手術でシーズンアウトしておりプレイオフ出場は出来ず。
今思うと彼のターニングポイントはこのシーズンでした。同シーズン1800万ドルの契約をしていたカズンズはスタッツこそスーパースターレベルだったものの、左膝や肋骨など怪我に悩まされ48試合の出場に留まり肝心のプレイオフでのプレイが出来なかったのです。
このシーズンには1972年のカリーム・アブドゥル=ジャバー以来の大記録となる、1試合40得点-20リバウンド-10アシスト のゲームもあり、振り返るとキャリアのピークの活躍具合でしたが、何かとなかなか上手くいかない様子が悩ましいプレーヤーでもありますね。
そんな彼ですが現在はフリーエージェントです。彼の素行等はウォリアーズやロケッツ、クリッパーズに在籍した2年間は取り沙汰もされていなく、主な理由は彼の怪我の状態、という事になりそうですね。
開幕前には、彼を獲得するのではないか?という3チームがありました。マイアミ・ヒート、ロサンゼルス・レイカーズ、ブルックリン・ネッツです。
3チーム共通して、タイトルコンテンダーであり十分な戦力を持つ中、Depth(層の暑さ)を強化するに越したことはない、という意味合いですね。
ウォリアーズ、ロケッツ、クリッパーズでは短い時間でも数字を残せる事を証明しているので、Xファクター候補として有力かもしれません。31歳のカズンズとしても優勝を狙えるチーム、はおそらくマスト要件です。
その中でベストフィットはネッツではないかなと思います。グリフィン、オルドリッヂ、ニコラス・クラクストンといった面々がインサイドを務めますが生粋のセンターはクラクストンしかいない様な印象です。
カズンズがプレイオフのいざというシーンでインサイドを制圧出来たら、ネッツからしたら魅力的ですよね。またポストからのパスの上手さやピックアンドロールからの選択肢の多さはプレイスタイル的にも非常に噛み合いそうです。
元々ポテンシャルが非常に高いだけに、体調が整えばコンテンダーのチームにとってラストピースとなり得るのではないかと思います。彼の復調具合と行方に注目です!
個人的には、今こそサクラメント!と思ってしまいます。または能力高いプレイヤーが揃いながらいまいち安定感を欠くセルティックス、または彼の情熱を表すカラーであり躍進しているブルズでのプレイが見たいです。
最後に彼のパーソナリティについてもう一度。彼は4年6200万ドルの大型契約にサインした2013年にはサクラメントの団体へ100万ドルの募金もしており、イメージは問題児だとしてても決して悪い人間ではありません。ジョン・ウォールはカズンズが放出された際にコメントしています。
“It’s tough. I understand it’s a business, but it’s very tough for me,” Wall said on ESPN’s The Jump on Tuesday. “That’s somebody I call my brother outside of basketball. Him being through injuries, me being through injuries, we’ve been going through the same thing, same as me. It was fun playing with him again, it was our first time playing together since college,
私にとって辛いね。これは仕事だと理解はしているが、辛い。彼はバスケットボールの関係ない所でも、私の親友だ。彼も私も怪我に苦しんできた。それだけにこのタイミングで共にプレイ出来るのは楽しかったし、大学以来初の出来事だったからね。
人格者で有名なウォールが、バスケットボール関係なしに彼とは親友であるとコメントしています。個人的なイメージではカズンズは仲間思いの、勝負事には熱くなり感情を抑えられない、といったタイプに見えます。
怪我が良くなりプレイ出来る状況であれば、どのチームとも契約していないのはクレイジー!な状況だと思います。
今後の彼のXファクターとしての活躍に注目です。
ゼビオのオンライン限定セールで
お得に高品質なお買い物を
コメント