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ジェリー(Jelly)

Phrases/Terms
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ジェリー(JELLY)とはバスケットボール界隈の中で使われる“カッコイイレイアップ”の意味を持つ単語で、フィンガーロールをしたレイアップの場合が多い。

ジェリーは本来パンに塗られたりするジャムの事で、SNSではよくブドウの絵文字を使用して表現される。

Bleacher Reportによると、「レイアップを決める時に追加の“創造性”を発揮する事」だそうだ。

追加でレイアップの難しさを上げて創造性を表現する、得点においては余計な動き。

この言葉が流行したのは高校生のプレイヤーが発端だった。

NYに住む当時高校生のアイザイア・ワシントン(Isaiah Washington)とその友達ジャクエイ・ジェームズ(Ja’Quaye James)が2015年にNY市内の高校生を巻き込んで起こしたムーブメントが始まりで、SNSなどで動画を投稿する活動をしていたメンバーをジェリーファム(Jelly  Fam)と呼んでいた。“ジェリー”自体は2012年から始めていたそうだ。

このグループに入るには“1試合中にジェリーを3回成功させる”ことが条件だそうだ。

メンバーの中にはヴィラノバ大に進学したジャーボン・クイネリー(Jahvon Quinerly)やコネチカット大のシド・ウィルソン(Sid Wilson)もいたが、とりわけワシントンの魅せる“ジェリー”は人気が高かった。

ワシントンは自身の言葉で、ジェリーとは

「高く跳んで、体を浮かせながら、両足を広げて、何か言いながら(大抵の場合“ジェリー“だと思われるが)、バックボードを使って変わったアングルで、やったりするもの。左手だったり、右手だったり、リバースだったり、沢山のバリエーションがある」とSB NATIONのインタビューで語っている。

ジェリーの活動自体はワシントンがマイケル・ジョーダンのハイライトに感化された事に起因している。

1988年ダンクコンテストでのジョーダンのフリースローラインジャンプにインスパイアされた彼は直ぐに真似しようとしたが、彼はまだダンクができなかった。

彼なりに最大限真似をするために行ったレイアップが、のちにジェリーとなるアイディアになったそうだ。

ジェリーの名前の由来を語っている場面は見つからないが、このストーリーから察するにダンク(Jam)ほどではないもの=ジェリー(Jelly)と呼んだ説が有力。これが由来だとするとバスケ文化の中に元々レイアップの別名として存在していたのかもしれない。

(Jellyはジャムの一種だが、アメリカで庶民的なジャムは私たちが知っているジャムよりもっとゼリー状で果肉は入っていないか形が残らないほど潰されている。一方で果肉が入っていてペースト状に近いものをJamと呼ぶので、果肉が入っているJamの方が高価というイメージから来ている差異だと考えられる)

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参考メディア:

Why Jelly Fam Is More Than Just a Finger Roll
This is bigger than just some kids balling for the hell of it—it’s a movement. This is what authenticity with finesse looks like. Part of the B/R POWER 50 Glow ...
Why Jelly Fam Is More Than Just a Finger Roll
This is bigger than just some kids balling for the hell of it—it’s a movement. This is what authenticity with finesse looks like. Part of the B/R POWER 50 Glow ...

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