こんにちは、AJです。
ナイキとの契約解消後からナイキのロゴを黒テープで隠しながらプレイしていたカイリー・アービングですが、彼のネームバリューからするに遅かれ早かれどこかのブランドと契約すると思われているものの、そこがどこになるのか気になるところですよね。
ファンも多いだけに彼と契約したい会社は多いはず。彼の難がある個性が邪魔していなければ今頃もう契約されていた事は当然だったと言っても良いレベルのスタープレイヤーです。
その個性がなければナイキと契約解除する事もなかったんでしょうけど。
一時期はスケッチャーズを履いたと話題にもされていましたが、これはフェイクニュース(というには余りに稚拙な情報ですが)でしたね。
カイリーの過去作、ナイキズームカイリー4のトリプルブラックを履いてロゴが確認できなかった事から誰かが言い始めたただのデマでした。
スケッチャーズと共にヘインズのソックスを履いたという情報を組み合わせた事で不思議と信じてしまいやすい話になってしまっていたのは、フェイク情報を流した人のセンスが見えて面白いところではありました。
しかしスケッチャーズも実はバスケットボールラインに参入しているブランド。おそらく勘違いされた(もしくはさせようとした)シューズはこれですね↓
実際履いていたのはナイキのカイリー4。確かに見えなくもないけど、バッシュを好きな人なら間違えることはないほど有名な名作です。
バスケットボール市場で揺るがない地位を築いているナイキから離れたカイリー・アービングのスニーカー契約の同行はこんなフェイクニュースが話題になるほど注目されているわけですが、先日初めてナイキ以外のシューズを使用している姿をコート上(練習)で見せました。
気になるそのシューズが何なのか分かる人はなかなかいなかったと思います。
このシューズ、当時フェニックスサンズでプレイしていた選手がファイナル進出した時リリースした事でも話題になったラングストン・ガロウェイのオウンブランド(自主ブランド)、Ethics(エシックス)の新作LG TWOでした。
ラングストン・ガロウェイは2014-2015シーズンにNBA入りしオールルーキーにも選出されているプレイヤー。
NBAでは昨季にミルウォーキー・バックスでプレイして以降はアトランタ・ホークスのGリーグチームに所属していましたが、地区予選でのアメリカ代表としてプレイする事を優勢して行っているみたいですね。
選手自身のオウンブランドと聞いてここ近年で思い浮かぶのはボールファミリーのBBB(ビッグボーラーブランド)、
カイリーとのトレードで現在ブルックリンネッツでプレイしているスペンサー・ディンウィディーが作っていたK8iros(カイロズ)があります。
近年バスケットボール市場の製品競争がほぼナイキとアディダスの2強、もっと極端に言ってしまえばナイキの独占市場と言っても過言ではない状況な中、NBA選手の自主ブランド設立という道は個人的に応援したくなる活動です。
公式サイトでは日本へのシッピングも可能になっており、国際配送料が幾らするかは分かりませんが(通常営業で予想して5000円位は見積もった方が良いかも…)プロダクト自体はUS120ドルと、日本の円安事情を考えても平均的な価格帯ですね。
「小さい会社が利益を得るには仕方ない価格」としていたBBBのデビュー作にしてロンゾ・ボールのシグネチャーシューズ、ZO2がUS495ドル(!!)だったことを考えると手の届きやすさは天地の差。
495ドルという衝撃を与えたロンゾのシューズ↓
カイリーが今回履いていた新作はまだ公式サイトで販売されていませんでしたが、カイリーと同じブランドを履いてみたい!という方は買ってみても面白いかもしれません。
公式サイト↓
ディンウィディーのブランドもそうでしたが、アメリカでは黒人経営者の比率がとても少ないことが人種問題を含めた貧富格差の一端として問題に上がっており、アフリカ系アメリカ人がビジネスを起こして活動することの一役を担う事も本人は目指しているようです。
スポーツブランドとの大型スポンサー契約が度々話題になるNBA業界ですが、そんな契約を得れる選手はほんのひと握り。
大手企業に高待遇を提示してもらえない選手たちにとっては自分のブランドを展開した方がエンドースメント契約をするより収入が高くなるそうです。
カイリーが今後どのシューズを履いていく選択をするかは全く予想のできないところですが、大手企業が彼の”個性”を敬遠している中、こういった選手個人のビジネスをサポートしてく形になったら業界に一石を投じるとても面白いことになるかもしれませんね。
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