AJです。
オフシーズンに入って初めての動きが、フェニックス・サンズのブラッドリー・ビール獲得というビッグムーブで激震が走りました。
彼の獲得には賛否ありますが、結局は来シーズンが始まらないとわからないことです。
それでも、数日後に迫ったドラフトに向けてチーム間の動きを活発化させる刺激になったであろうことは容易に想像できます。
単純に2年前(3つ前)のファイナルで優勝争いまで行ったチームが、リーグの得点ランキング入り常連の選手を得たとなれば、注目せずにはいられないでしょう。
西のチームは特にプレイオフに向けて何かしら画策をしなくてはいけません。
ただ、今回気になったのは別の角度からの話。
今回サンズ以外にもビールを獲得しようとしているチームの噂は複数聞かれました。
例えば今回ファイナルで得点力の足りなさを痛感させられたマイアミ・ヒート。
同じくステフ以外の得点源が大事な場面で鳴りを潜めて何かしらの変化が必要とされるゴールデンステイト・ウォリアーズ。
毎年何かが足りないシクサーズ。
現実味が低くはありましたがネッツ、レイカーズなどもビールに興味を示しているとされていたチームでした。
これほど多くの選択肢があると噂されながら、こんなにも早い段階でビールの獲得に動いたのは少し不自然でもあります。
そこの理由にはクリス・ポールのバイアウト問題も絡むので、そこを考えれば不自然ではないのかもしれませんが、
気になってしまうのはブラッドリー・ビールのエージェントでした。
彼がエージェントとして雇っている人物の名前はマーク・バーテルシュタイン(Mark Bartelstein)。
なんとフェニックス・サンズのCEOになったばかりのジョッシュ・バーテルシュタイン(Josh Bartelstein)の父親だと言うんです。
こちらは息子のジョッシュ↓。名門ミシガン大でプレイしていた元カレッジプレイヤーでもあります。
これはかなり怪しく感じちゃいますね…
これに拍車をかけてしまっているのがビールが保有している現契約の権利。
ビールの大型契約の中には、歴代の大物選手が権利を持っていた“自分が含まれるトレードを拒否する権利”があるんです。
つまり、ブラッドリー・ビール自身も今回のトレードに同意があったと推測できます。
この選手が持つ権利も、エージェントの家族が働く職場へのトレードにアドバンテージを与えたとにわかに噂されています。
もちろん、こういったいわゆるインサイダー取引というか、裏面的なものは無いものと信じたいものですが、多くの場合こういったものは存在することは暗黙の了解として存在していますね。
一見大物を揃え2024年の優勝候補に躍り出たサンズに見えますが、多くのメディアで疑問視されているのはその莫大な契約額。
フェニックス・サンズは今回獲得したビールを含めた主力4人だけでラグジュアリータックスの支払い額に達します。
新しいCBAとのルールも相まって、残りのロスターを出来るだけ最小限の経費で揃えなければいけないことに。
さらに2024-2025シーズンに入るとKDとビールが共に年棒5000万ドルに達する、チームにとっては恐ろしい状況が待っています。
まだ続く可能性のあるトレードなどで回避していく可能性も考えられていますが、このままいけば新ルール内でもスーパーチームが成り立つのか?のテストメントとして注目されそうですね。
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