ウィザーズに在籍するクズマは今シーズンジョーダン・プールと共にチームのメインプレイヤーになっているわけですが、そのオールラウンドなスタイルから常にトレードの噂が絶えない選手です。
活躍と比較して契約額の安さも注目される理由でしょう
sportkeedaというメディアでキングスはカズマ獲得に動いた方が良いという理由を語っていました
結果的な理由はもちろんチームにフィットするからなんですが、細かい理由を見ていきましょう
ディフェンスの底上げ
中には彼のディフェンスに評価をしていないアナリストもいるクズマ。
記事でも「劇的な改善を期待できる選手ではない」と書かれています。
それでもディフェンス面の向上に価値を見出す理由はストック(ディフェンシブスタッツ)の数字みたいです。
キングスはブロック数がリーグ27位とかなり少ないチーム。
サボニスはキャリアを通してブロックが少ない選手なのは知られていますが、今シーズンは0.6(1/20時点)、
チームのブロックリーダーは控えから出場するガードのマリック・モンクで0.7です。
クズマは現時点で0.6、単純に今加入してもチーム2位のブロックスタッツを持っている選手になるんですね。
スティールで見てもクズマは0.9。現在チームリーダーはフォックスが1.6、キーガン・マレーが1.2、サボニスが0.8です。
ストックスタッツの面で見ると、それでもクズマが加入することで期待できるディフェンス面があると、記事内では主張されていました。
リバウンド力
キングスにはダブルダブルマシーンのサボニスで12.6をマークしていますが、その次がキーガンで5.6と落差が激しいです。
クズマのリバウンド力はすでにリーグでも証明されていて、今シーズンは6.2、現時点のキングスでも2位に食い込むリバウンド力になります。
スモールラインナップで仕掛けることが多い現在のキングスにおいて、クズマは貴重な存在に成り得ます。
キングスに加入することでリバウンドの平均も伸ばすことが予想されるでしょう。
リバウンドパーセンテージはリーグ4位と高いが、それはサボニス1人のおかげだ。
クズマが入ることでサボニスのリバウンドへのヘルプになり、彼がオフェンスに集中できることに貢献するだろう。(要約)
Kuzma’s addition could help spell some of Sabonis’ energy rebounding, which would allow him more opportunities on offense. The Kings are fourth in rebounding percentage, however, due to the heroics of Sabonis.
-sportkeeda
ウィングの得点力
ウィングでの得点力にも貢献してくれると期待されています。
キングスのウィングと言うとキーガン・マレー、もしくはハリソン・バーンズですが、どちらの場合よりもクズマの得点能力がレベルが上と評価されています。
キングスの得点力は主にガードのフォックス、センターフォワードのサボニスになっていますから、ウィングプレイヤーとしてガッツリ得点できる選手が入れば得点力の安定感は増しそうですね。
気になるところ
ここで少し気になってしまうのが、クズマを獲得した場合キーガンのプレイタイムが制限されてしまうのではないかと言うところ。
今シーズン全てで先発出場しているキーガンは平均出場時間が32分を超えています。
平均得点16点をマークしているのも彼の成長を確認できる部分ですが、その大きな要因はスタートで安定してプレイさせてもらっているからのように思えます。
今後の成長も考えると、キーガンのプレイタイムを大きくとれるということは将来投資にもなっていると思うので、クズマ獲得によって活躍のチャンスが制限されてしまう可能性があるのは気になってしまうところです。(キングスはキーガンをトレードに出さない選手として挙げています。)
参考メディア:
コメント