こんにちは、AJです。
今年飛躍の年になっているクリーブランド・キャバリアーズ。
入団以来注目されている若手ガードコンビSexton(セクストン)とGarland(ガーランド)に加え、
昨年から加入した同じく有望視されていたJarrett Allen(ジャレット・アレン)、
今年ドラフト1巡目2位指名で獲得したEvan Mobley(エバン・モブリー)も加わり期待値が膨らんでいた今シーズンですが、
有望な若手揃いな中にベテランのRicky Rubio(リッキー・ルビオ)を加えた事も大きい補強でしたね。
いつも新規加入すると過小評価されてしまうRubioですが、やはりSexlandのコンビは期待の一方で若い選手に共通する不安定感が顕著でしたから、クロージングラインナップに上手くRubioを絡めていくのは上手い采配です。
Sextonにはかわいそうですが、彼が故障で今期絶望になったことがバランスを整えた感もあります。それ以降Garlandのボールコントロールする機会が増え、良いアシスト数を記録しながらも得点力を伸ばしていますからね。
事実今期のプラスマイナスボックスを見ると、総数でGarlandは+228、Rubioは+181と大きく勝利に貢献していることが分かります。
特にGarlandはこのカテゴリーで東地区トップ、Rubioも東で6位になっており、キャブス躍進の要因がここにあるのは間違いありません。
その中でもチームとして特徴的なのはビッグラインナップが可能なロスターであること。
フロントコートのメンバーにMobley、Allen、Kevin Love(ケビン・ラブ)、Lauri Markennen(ラウリ・マーケネン)を揃えとても豪華なメンバーです。(2WAY契約でTacko Fallもいる)
ローテーションに迷ってしまいそうな揃え方ではありますが、Kevin Loveが20分ほどのプレイタイムを受け入れてくれていることで上手く成り立っています。
それはLoveとチームがトレードを視野に入れていることも影響していますが、それでも彼のスタッツの充実さには目を見張るものがあります。
現地2021年12月23日時点 | 出場時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG% | 3PT% | FT% |
Kevin Love(2021-2022so far) | 20.2min | 12.2 | 7.1 | 2.0 | 42.6% | 40.2% | 97.0% |
今期たった平均20分の出場で12得点、7リバウンド2アシストはスタートだったとしても見劣りしない数字で、3ポイント確率も40%、FTが97%と効率も良くチームに貢献していることがわかります。
さらに、先ほど取り上げたプラスマイナスの数字で今シーズンランキングトップ5にKevin Loveは入っているそうです。
先に取り上げたのは総数で、こちらは平均のランキングですね。
他に名前を連ねるビッグネームを見比べれば、マイナーめなカテゴリーではありますがどれだけ凄いことかは一目瞭然。
控えからの出場になり目立ってはいないものの、やはりまだオールスターレベルのクオリティーを持った選手だと思わされるシーズンになっています。
自分がHCの立場なら迷わずスタートにしてしまいそうですが…トレードが念頭にあり将来チームのプランに入っていない可能性があることと、Mobleyの成長を促していること、Mobleyがルーキーとは思えないような安定感を見せていることが控えに甘んじている理由でしょうか。
そんなKevin Loveですが、現在ちょっとしたチャンスを迎えています。
Jarrett Allenが先日新型コロナによるセーフティープロトコル(隔離期間)に突入。これによりセンターの枠が空きプレイタイムを増やす可能性があります。
Bickerstaffが彼をスタメンにするかはわかりませんが、個人的にはぜひ彼にプレイタイムをあげてほしい。
現在30分プレイしてどのくらい活躍できるのか現状のKevin Loveを見てみたいです。
プロトコルは最短で約2週間。大体7、8試合くらいJarret Allenは休むことになるので、その間Loveがどのくらい活躍するのか注目しています。
現在同じように陽性反応や濃厚接触により隔離を余儀なくされている選手が多くいますが、それによりチャンスを得ている選手も多くいます。
先日はIsaiah Thomasがレイカーズからコールアップされたり、Lance Stevens、Illyasova、Nik Staucas等ベテランに加え、レイカーズのヒデンジェム(隠れた原石)だったMcClungがブルズ入りしたりと、今NBAにいるべき選手か試されるチャンスを得ている選手が多くなっています。
Kevin Loveもこの間の活躍次第で、トレードでアクションを起こそうとしてくるチームが現れるかもしれません。
もちろんキャブスに残る道ができるかもしれませんし、この時期に実力を見せて活躍の場を確約できれば彼にとっては万々歳です。
そう思うほど、Kevin Loveはまだ20分の出場で収まっておける選手ではないようにAJは思っています。
もちろん彼のディフェンス問題は未だに考えなければいけないマイナスポイントではありますが…
昨今のNBAは、キャリアのベストな時間を無駄に消費してしまっている選手が増えているように思います。
Kevin LoveもAJが思うにその1人。どうにかまだトップレベルで活躍できるという姿を見せて欲しいですね。
今回も読んでいただきありがとうございます。AJでした。
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