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こんにちは!IBです。
本日は、復帰という嬉しいニュースがありました、オーランド・マジックのマーケル・フルツについて。
フルツはメリーランド出身の23歳、193cmのポイントガードです。高校時代は国際大会MVP、オールアメリカンなど五つ星の有望なプレーヤーでした。
その後は1年だけワシントン大学でプレイし、初年度から
- 23,2得点
- 5,9アシスト
- 5,6リバウンド
- 1,6スティール
- 1,2ブロック
と大活躍しNBA入りを宣言しました。当時の評価は素晴らしいものばかりです。下記、ドラフト時の現地メディアの評価です。
Fultz is an unbelievably well-rounded offensive player. I’m not sure what there is that he can’t do on that end of the floor. He shot 41.3 percent from beyond the arc last year and better than 50 percent inside the arc. At 6-foot-4, he’s big enough — and physical enough — to take smaller defenders into the post and score in the paint or simply shoot over the top of them off the dribble, and he does so effectively.
フルツは信じられないほど全般的なスキルのあるオフェンシブプレーヤーだ。彼がコート上で出来ないことがあるのか?スリーポイント成功率は41.3%で、スリーポイントラインの中では50%以上のシュート成功率だ。ポイントガードとしては十分に大きく、193cmの彼は、彼より小さいガードとマッチアップすればインサイドで点を取り、簡単にミドルシュートを放ち、素晴らしく効率的にプレイしている。
Ideally, that’s the role that Fultz would play in the NBA, as a ball-dominant lead guard in the mold of a James Harden or Russell Westbrook or John Wall.But Fultz is also big enough and long enough to share a back court with a smaller guard — Isaiah Thomas? — because he will be able to defend shooting guards. He’s also a good enough shooter that he would be able to play off the ball offensively in that same scenario, meaning that he not only has the ceiling to be a new-age franchise lead guard in the NBA, he has the potential to be a multi-positional defender.
フルツがNBAでプレイするにあたり想像されるのはジェームス・ハーデンやラッセル・ウエストブルック、またジョン・ウォールといったボールを持って試合のペースを作るタイプのプレーヤーだ。しかしフルツはアイザイア・トーマスの様に彼より小さいガードとも同時にコートに立てる。フルツはシューティングガードも守れるからだ。またボールを持っていなくても、シューターとしても十分に機能する。チームを引っ張るガード以外にも、ディフェンダー、シューターとしても需要のある選手になれる。
こんな高い評判通りに、2017年ドラフトでフィラデルフィア・76ersに1位指名を受け入団しました。
しかし入団早々に右肩の怪我を負い、更に思っていたよりも重症でシクサーズでは2年間経たずにトレードとなり、33試合のみの出場に終わりってしまいました。
この2年で、怪我の影響ももちろんあるかと思いますが、精神的な問題も抱えていたと言われておりアウトサイドシューティングは非常にぎこちなくなりました。
右肩の不安からか、自信を無くしシュートフォームを忘れた様なプレイをしていると言われていましたね。
フリースローに関しては
1年目は47,6%、2年目は56,8%
と低迷しています。
元々はシュートは得意で、上記ドラフト時の評価や、大学のシューティングを見るとアウトサイドもスムーズなプレーヤーであったはずで、ケビン・デュラントも下記の様なツイートをしていました。
シューティングフォーム良いとされるシューターだったので、入団序盤の苦難はフルツにとって耐え忍ぶ時期となりましたね。
ハードワークからの怪我、そして怪我からの心的不安がシューティングスランプに影響したのでしょうか。
2021年に当時を振り返った時に、フルツは下記の様にコメントしています。怪我に気付きながらも周りには言わずに、プレッシャーから練習に 励んでいたようです。
“Actually, my shoulder started hurting before training camp .But I just thought it was from how much work I was putting in, from me shooting so much that my shoulder was just sore. So I tried to work through it. I’m going in the gym, shooting thousands of shots, trying to shoot through it. And the whole time, I just continued to make it worse.”
ルーキーイヤーのトレーニングキャンプから、右肩は痛み始めていた。しかし当時の私は練習をたくさんしているからだと言い聞かせ、シューティングのしすぎで少し痛いのだと思っていた。だから練習を続けようと思っていたんだ。ジムに行き、数えきれないシュートを放ち、痛くても我慢していた。今考えると、それが怪我をより悪くしていた。
彼の真面目な性格が表されているエピソードです。ちなみにこの後は体のメンテナンスの重要性に気づき、更に自信過剰だったと顧みています。もう一度、彼はまだ23歳ですので素晴らしい経験と自己分析力に思えます。
その後は怪我もなかなか癒えず、しかしポテンシャルは抜群との評価でオーランド・マジックにトレードされました。
それから今年、2021-2022シーズンはキャリア5年目を迎えていますが、前十字靭帯断裂など別の怪我にも悩まされ、未だにキャリア出場試合数は115試合に留まっています。
しかしマジック移籍後当初は何か吹っ切れたのか、シュートフォームも大きく改善しました。
2019-2020シーズンには72試合に出場し、平均27分ながら
- 12,1得点
- 5,1アシスト
- 1,3スティール
を記録。更にはフィールドゴール成功率は46,5%、スリースローは73%と大きく改善しました。(スリーポイントはやはり難しく、26,7%)
そして何よりこのシーズンのフルツは元々持っていた良い面を存分に発揮し、スピードも高さもフィジカルも、個人的にはエースガードの器に見えていました。
少し運命が違えばジャ・モラントの様なアタック型のスーパースターになっていたかもしれません。どちらもペイント内での得点量産がとても上手いタイプです。モラントの異常なスタッツはこちらを見てみてください。
2020-2021シーズンには怪我するまでの7試合、スターターとして
平均14.3得点. 6.1アシスト
を記録しており本格化が見込まれるシーズンでした。12月には3年、50億円相当の契約を結んでいました。
そんな中での2021年1月6日、前十字靭帯を断裂しました。再度怪我での欠場を余儀なくされ、心境は想像するに辛いものだったでしょう。
しかし度重なる怪我も、自身へのプレッシャーも乗り越え本人は努力を重ねました。下記フルツの復帰後のコメントや、復帰時のチームメイトの反応がそれを物語っており感化されます。
“I’m just blessed just to be able to, one, be where I am after going through an injury like this and being able to fight and just be back on the court with my brothers and friends,” Fultz said. “… I’m thankful for the process and the journey that I’ve been through. I’m very excited just to get out there with my teammates and go out there and compete.”
怪我から復帰が出来て、チームの一員として仲間とプレイ出来ることが嬉しい。本当に嬉しい。私のここまでのキャリア、プロセス、経験してきた事に感謝すらしている。復帰して、再び競い合うことにとてつもない興奮を感じているんだ。
そして先日2月28日、ペイサーズ戦で復帰し早速10得点6アシストを記録しました。16分のプレイでしたので効率が良いですね。
キャリア序盤で色々な気付きを得ながら大きな貢献をし続ける、デリック・ローズを彷彿とさせます。どうしても目が離せないタイプですよね!
何より心打たれる瞬間がこちら。
エースのコール・アンソニーもフルツをリスペクトしている様子が伺えます。ホームコートの声援も素晴らしいです。こういった瞬間が、NBAファンにとっては本当に大きな醍醐味です。
そして今シーズンはプレイオフも絶望のマジックですが、コール・アンソニーやジェイレン・サッグスといった有望ガードに加え、少し色々な経験を経てもう一枚ポテンシャル抜群のガードが復帰しました。
来季以降の彼らの団結、そして爆発力に期待せざるを得ません。
何よりフルツ自身のプレイは見ていてとてもエキサイティングです。彼が存分にプレイし、尚且つ若きマジックのリーダーとなる事を期待しています。
リーグを沸かす姿がこれから楽しみです!
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