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ウォリアーズがアンドレ・イグダーラをこれ程までに欲しがる理由

Golden State Warriors
この記事は約6分で読めます。

AJです。

2022年のチャンピオンになったゴールデン・ウォリアーズ。優勝したチームだけが持てる”連覇できるのか?”という議論はオフシーズンから早くも盛んですね。

メインの選手はそのままに大事なサポートキャストの入れ替えを上手く対応出来たとも言われていますが、ウォリアーズが待っている最後の1人の存在があります。

それが19年目の大ベテラン、アンドレ・イグダーラです。

Andre Iguodala is taking his time, and that’s OK
The Warriors don’t really care when they hear back from their crafty veteran.

ウォリアーズは例年15番目のロスタースポットはシーズン中の補強のために空けておくようにしていて、今シーズンもいつも通り14選手でスタートすると予想されています。

その14番目のスポットを、現役を続けるかまだ悩んでいる彼に空けて置いてるんですね。

ベテランの存在が重要とは分かっていても、シーズン開始が1ヶ月先に迫っているこの状況でも待つほどとは、ウォリアーズにとってイグダーラはどれほど大事な選手なのでしょうか?

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メンターとしての存在

イグダーラは昨シーズン時点、特にプレイオフに入ると若手選手に時間を譲っているので、試合の流れ自体で重要な役割を担っている選手ではもうありません。

そう考えれば彼の存在意義はほとんどメンターとしての役割が強いのはファンも理解するところかと思います。

となるとロスタースポットの負担にならないようにアシスタントコーチとして呼ぶ手もあると思いますが、彼自身は今の所コーチ業に興味はないようです。

「イグダーラはコーチング業にそれほど興味がないことを既に示している。

彼にとって引退後のキャリアの幅は広くバスケに限らない。

現役が終わったあとにその可能性を発揮させようとしているようだ。

となると、ウォリアーズが彼をチームに留めておく方法はロスタースポットをげることしかない。

マイアミ・ヒートがユドニス・ハズレムに対してここ数年やっていることだ。」

“Iguodala has stated his lack of interest in coaching. His post-career opportunities extend beyond the game and he appears intent on exploring them once his playing days are through. So the only way for the Warriors to keep him around the team daily is through a roster spot. The Miami Heat have done it for years with Udonis Haslem.“

-via The Athletic
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ハズレムのチームへの存在感も有名なところでもはや年金レベルの状況のようにも思いますが、

彼もメンターという存在がNBAというトップリーグで必要とされていることが分かる一例でもあります。

先日Jerryが書いたユドの記事↓

今回優勝した2022年プレイオフでは平均8.7分しか出場していないものの、チーム内でのイグダーラの影響力は誰よりも高かったようです。

例えば若手に対する影響力。

2021−2022シーズン通して得点能力が開花していたジョーダン・プールですが、イグダーラはフリースローの獲得が少ないことを指摘。

「俺たちは彼にフリースローを打たせないといけない。

きっとそれが彼が次のステップに行くための課題だ。

26得点したがフリースロー無しだ。確か前回の試合も31得点してフリースロー無しだったんじゃないかな。」

“We gotta get him to the foul line, I think that’s the next phase for him — not relying on having 26 with zero free throws. I think he had 31 last game with zero free throws.”

-Andre Iguodala
Why the Warriors want Andre Iguodala to return for season No. 19
Early last season, as the Jordan Poole surge was gaining steam, Andre Iguodala sat at the podium after another of Poole’s brilliant offensive nights. He&#...
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これを指摘したのが11月の話。まだシーズンが始まったばかりでした。

この時得点以外のスタッツが無いことも彼は指摘。

これがどれ程影響していたかはわかりませんが、その後の試合でプールは25得点4リバウンド5アシストの活躍を見せます。

フリースローからの得点はなんと9本で、これはプールのシーズンハイになりました。

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結果プールはステフ・カリーよりも高いFT92.5%を記録し、2021−2022シーズンのFT%でリーグ1位の選手になっています。

イグダーラ個人の影響がどこまであったかは推測にしかなりませんが、彼の成長を促した一部であったのは確かですね。

他にも、今シーズン中ワークアウトに遅刻したジョナサン・クミンガをイグダーラが叱責し、それによってクミンガはむしろ練習に早く来るようになったとか笑

アンドリュー・ウィギンズがマッチアップディフェンスでチームに貢献できた背景にも、イグダーラが自身のディフェンスノウハウを教え込んだという話があったのは有名です。

Jerryが書いたウィギンズ成功の要因にもディフェンス力が触れられています↓

彼の影響力が全てとは言いませんが、何かにかけて彼の先輩的存在感がチーム形成に役立っていたのは間違いないようです。

これだけ切り取って見ただけでも、ウォリアーズが来たる2022−2023シーズンにもイグダーラの存在を置いておきたい理由がわかる気がします。

今シーズンも戻ってくるとなれば、チームにどれだけ影響を与えているのかベンチの様子も目を凝らして見てみたいと思います。

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動画のようにプレイオフでは彼のメンターぶりが目立っていましたが、彼がもう1シーズンプレイする事になればレギュラーシーズンからイグダーラのメンター姿を確認しようとしてみるのも面白そうですね。

https://theathletic.com/3587816/2022/09/14/warriors-andre-iguodala-return/

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