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サンズ敗退がディアンドレ・エイトンのFA争奪戦を過熱させる?

Phoenix Suns
この記事は約7分で読めます。

AJです。

昨年のファイナリスト、フェニックスサンズが敗退してしまいましたね。

『優勝候補がまさかここで負けるとは』と言った声がメディア、ファン問わず多く聞こえ、

昨年の優勝者、バックス敗退のインパクトも合わさって賑わってます。

予想外のサンズ敗退で、チームがディアンドレ・エイトンとルーキーコントラクトエクステンションを行わなかった事が、来たるFA市場をいっそう盛り上げる気がしています。

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ディアンドレ・エイトンはもともと、サンズとのマックス契約を希望していました。

サンズは彼との契約延長を希望しながらも、マックス契約での延長を渋ったため同意に至っていません。

今オフ、エイトンのステータスは制限付きFA(RFA)。

他チームがオファーできるマックス契約は4年約1億3100万ドル。所属していたサンズのみが5年契約1億7700万ドルのオファーが可能です(契約額はSB Nationより引用)。

Deandre Ayton’s future with the Suns is the biggest question of NBA free agency
The Suns’ Deandre Ayton problem only gets more real after playoff flameout.

ビジネスの観点で見れば、選手からすれば5年契約をサンズと行いたいのが当然のこと。もしチームに文句がないなら尚更です。

しかし、一方で既に多くの選手と来年の契約を持ってしまっているサンズは、来季に予想されるチームサラリーが1億2880万ドル。

エイトンとマックス契約するとすると、翌シーズンの2022-2023年に支払うサラリーは3500万ドルになります。

来季ラグジュアリータックスのラインは1億4900万ドルということが決まっているので、サンズはオフにエイトンと契約するだけでラグジュアリータックス行きになるんですね。

NBA releases updated projections for 2022-23 salary cap, luxury tax - Sports Illustrated
The league’s figures for the salary cap and luxury tax came in higher than previously projected.
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サンズはここ10年以上サラリーキャップを枠内に収めていたというサンズ。

そのラインを越える、しかもただでさえ倹約家とも言われたりしたフェニックスサンズですから、大幅に越えるとなると足踏みしてしまうのも無理ないのかもしれません。

それでも有識者からはチームが彼を手放すとは思えないとしています。

RFAのルールは、決められた期日までに他チームがオファーをし、ソコから2日以内に所属チームがその契約にマッチ(同額の契約をする)するか答えるというシステム。

マッチすればそのまま所属していたチームに残り、マッチしないと決めれば選手が選んだ(通常1番高額の契約)契約をオファーしたチームに移籍となります。

おそらくですが、少しでも節約をしたいサンズは他チームが支払えるマックス額の4年1億3300万ドルにマッチさせ、スーパーマックス契約(1億7700万ドル)の出費を避けようとしているんではないでしょうか?

※これができるのかはネットで調べても出てこなかったのでルール上どうなのか分かりませんが、間違っていたら教えてください。

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しかしそうなると気になるのがディアンドレ・エイトンの腹の虫。

”チームに不満がなければ”受け入れる可能性もありますが、1年以上前からエイトンはマックス契約が欲しい事が報じられています。

さらには今回プレイオフでの敗戦も影響しそうな匂いが。

昨日のマブスとの第7戦、大事な試合にもかかわらずエイトンの出場時間はたったの17分でした。

これはもちろん大量リードされたゆえの数字ではありますが、エイトンはこの采配に不満の態度を見せたといい、これによってHCのモンティ・ウィリアムスとの関係を不安視するメディアも増えています。

なかには「良くない言い合いがあった」的なことも

これに対してモンティ・ウィリアムスは「 It’s internal」と明言を避けていますが、何か衝突があったのは間違いなさそう。

チーム側から見ても、節約以外にマックス契約を渋る理由がありそうです。

マブスとのシリーズ、相手側は徹底してスモールボールで勝負を仕掛けてきました。

Jerryが書いたマブスファイブアウトの記事↓

ドリアン・フィニースミス、レジー・ブロックなど5人がスリーを遠慮なく打てる布陣でファイブアウトを実行し、対応できなかったように見えたひとりがセンターのエイトンでした。

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スリーポイントラインまでリーチするローテーションについて行ってないように見えますね。

今シーズン、レギュラーシーズンではリーグ1位の勝率を残したものの、それで満足できるところにチームはもういません。

リーズナブルなセンターと契約し(例えばマギーとの再契約)、動けるフォワードとの連携でスペースを広げるバスケをオプションに持つことも優勝を目指すとしたらアリなのかもと思います。

その場合はサイン&トレードで誰かフィットする選手を手に入れられれば良いですね。

エイトンにもチームにとどまる事に価値を感じていない的な情報が散見され始めています。

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もしそうだとすれば、FAになる前に再契約に至らなかったことがエントンの気持ちを変えてしまったのかもしれません。

ルカ・ドンチッチとトレイ・ヤングの活躍に隠れてしまっていますが、2018年のドラフトで1位指名を勝ち取ったのはこのディアンドレ・エイトンです。

大半のファンは「ルカ(もしくはトレイ)を見逃した」とヤジを飛ばしますが、個人的には悪いピックだったとは思えません。

もちろんルカの方がすごい選手なのは現時点で認めるところではありますが、

やっぱりスタービッグマンって勝つチームには必要なんですよ。必要ではないとしても、いた方が良いんですよね。そりゃなんでもそうなんだけど。

デビン・ブッカーがすでにいた状況で、ガードよりもセンターを欲しかったチームの思惑は理解できます。

ただ、これで放出してしまえば2018年のその選択も完全な間違いだった形になってしまいます。放出するとしてもせめて見返りに誰か獲得できれば良いですが…進展を待つしかありませんね。

今のところキャプスペースに余裕があり、狙える状況にあると言われているチームは

  • デトロイト・ピストンズ
  • インディアナ・ペイサーズ
  • オーランド・マジック
  • サンアントニオ・スパーズ
  • ポートランド・トレイルブレイザーズ(もしジョッシュ・ハートを放出すれば)

です。

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OKCサンダーがやってきたように、ドラフトピック獲得で大型契約選手を放出すればここに参入してくるチームもある事でしょう。

どのチームがオファーしてくるのか、それを見るだけでも楽しみですね。これがRFA選手がいる時の楽しい部分でもあります。

そもそも、今回もしもサンズが優勝さえすれば、こんな不安いっぱいな話題が上ることもなかったんでしょうけど…と思うと、何か悲しさも感じます。

今回のシリーズで活躍できなかったクリス・ポールも大型契約をしていることや38歳という年齢から、何かコテ入れの対象になりそうな気がしてしまいます。

絶対的なキャプテンCは未だ魅力的ですが、レギュラーシーズンでは彼がいなくても勝ちを重ねていましたし可能性が全くないとは考えられませんね。

ダリオ・シャリッチがいればもしかしたらマブスのファイブアウトに対応できたのかもしれない、そしたらこんな話になってないのかも…と思ってしまうのでした。

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https://www.sbnation.com/nba/2022/5/16/23074510/deandre-ayton-nba-free-agency-2022-max-contract-phoenix-suns-cap-space

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