AJです。
これまでも続けて取り上げてきたザイオン・ウィリアムソンのコンディションですが、
先日ついに制限なしでのプレイ許可が下りたそうです。
これによって今季ずっと抱えてきた「いつ復帰できるか?」の疑問はひとまず解消されることとなりました。良かった良かった!
あとはどれだけこのオフシーズンをコンディション調整に使えるかですね。
すでにチームメイトとのワークアウトも開始しているようですね。やはり周りと動く習慣に乗っていくのが彼にとっても良さそう。
これで痩せたと言うんだから、彼はやっぱり物凄い筋肉量を持ち合わせていますね…。
2シーズン弱プレイした彼のキャリアの平均は25.7得点、7リバウンド、3.2アシストと、以前のプレイをしてくれさえすればニューオーリンズペリカンズにとっては十分なプラスになるはず。
以前のブログで書いた、ザイオンのチームメイトとあまりコミュニケーションを取らないという問題もあると思いますが、
シーズン中にトレードで獲得したCJマッコラムとのコンタクトはあれ以降電話にて取ることができたそうなので、そこに関してはなんとか一安心でしょうか。
以前書いたザイオン問題の記事はこちら↓
それでもCJはリーグ選手会代表になるほど人望のある選手ですし、ザイオンとの仲をCJが放置するとは考えにくかったですね。できればザイオンからコンタクトをしたっていう話が聞きたかったけど…
先日ESPNに出演したCJは、このオフシーズンザイオンだけでなくチームメイトみんなと交流をし、良い空気を作りたいと話しています。
そのためにワークアウトや食事する時間を多く設けたいと。
チームメイトはザイオンが好きだとも語っているので、ザイオンは特別コミュニケーションがなくても好かれる何かを持っているのかもしれません。
ところがこのコメント中に、気になる発言もしていました。
「BI(ブランドン・イングラム)、もしこの番組を見ていたら俺のフェイスタイムに応えてくれ。後でまた電話するよ。
(そのメッセージに驚いたマックスに対して)ああ、最近俺の電話に出てくれないんだ。」
CJ McCollum on ESPN
イングラムはテンションが高くない選手と知られてはいますが、まさかザイオンだけでなくイングラムも連絡を面倒くさがる選手なのでしょうか?
ただオフシーズンでめんどくさい、みたいなことなら良いんだけど…いや、良いのかな?
CJの「良い関係を築きたい」思いは若手選手たちに届くんでしょうか。
なんか不安いっぱいですよね笑
しかしペリカンズ、NBAファンの中では期待が高まってきているチームであるのも事実です。
ザイオンはシーズン通して良いニュースをくれることはなかったですが、
CJを獲得しただけでなく、ブランドン・イングラムやヨナス・バレンチュナスの活躍は年々安定したものになってきたし、
ルーキーだったハーバート・ジョーンズはオールルーキーセカンドチームにも選ばれました。
もう1人活躍したルーキーのホセ・アルバラードも、盛り上げ役として自身の存在を印象付けました。
本人も言っていますが、パトリック・ビバリーに似た選手ですね。
「俺は肌の色が違うビバリーみたいなもんだよ」
“I’m like a light skin version of him.”
-レフェリーへの抗議中に出た言葉
複数年契約も勝ち取ったことから今季の活躍がどれだけチームにアピールできたか分かります。
ザイオン以外にも良い要素をたくさん持っているペリカンズ。
欲を言えば、CJを獲得するためだったとはいえスリーとリバウンド能力を併せ持っていたジョッシュ・ハートやOKCのシェイを従兄弟に持つニケル・アレクサンダーウォーカーなど、成長著しい有望選手を手放したのは少し惜しかった放出ではありましたが…
個人的な印象ですが、ザイオンの体調がもし万全で、他の中心選手も滞りなくプレイできる状態であれば、ひとまずこれ以上の補強をする必要は感じません。
敢えて言えばシューターですが、それって今のNBAではどのチームでもシューター多いに越したことない状況ですもんね。
他にもっとシューターが必要なチームもいることを考えれば、ペリカンズのシューター層は厚い方だと思います。
問題はどれだけブレンドできるか、上手く混ざれるかにあると思います。
今季HCのウィリー・グリーンとイングラムが作り上げたチームの色に、ザイオンがどれだけフィットしていけるかの疑念はThe Athleticでも取り上げられていた部分。
特にイングラムは今季キャリアベストとも言われる個人スタッツを残しただけに、そのフィット感は余計気になるところです。
単純にフォワード2人をチームの中心にするのは、従来のオーソドックスな組み合わせには中々前例が少なく、作るのは難しいとされています。
近年だとレブロンとADが1番成功したフォワードコンビの例になるかと思いますが、
どう考えてもADはセンター寄りの役割でしたし、レブロンに関してはもはやPGでした。
これはイングラムとザイオンにも当てはまる解決策になりそうです。
もし2人でピック&ロールが効率よく出来れば、1年以上前から期待されていたアンストッパブルなコンボが誕生するかもしれません。
しかし、実はザイオンがプレイした1シーズン前に、チームで1番の得点効率を記録したとも言われていたのが「ポイントザイオン」を使ったプレイ。
実はそのプレイメイキング力、パスビジョンの評価が高いんです。
メディアもついつい彼のダンクに注目してしまう中、彼のこの能力は注目しておいてほしいポイントでもありますが、
彼の大きい身体を利用して、ガードを敢えてスクリーナー役にするハーフコートプレイ。そうすることで彼の突破力を活かし、スクリーナーをシューターにすると(この時はJJレディックがこの役を多くしました)ポップからの得点パターンでもスリーが狙いやすくなる、ザイオンの視野の広さも合わせて彼のユニークさを活用したオフェンスが昨シーズン評価を高くさせた理由になりました。
この組み合わせを考えれば、ポイントザイオンとセットプレイをするのはJJレディックがしたようにガードの方が適任でしょう。
今のペリカンズのメンツだとデボンテ・グラハムがこのプレイに組み込まれる可能性が高いかなと思います。
今季途中から役割を大きく減らした彼ですが、自分の存在価値をリバンプする恩恵を受けられるかもしれませんね。
もちろん、CJやイングラムともツーメンゲームをやるとしても胸が高鳴ります。特にザイオンがハンドル側するとしたらワクワクです。
もしフォワードコンビ構築の難しさを解決し、ザイオンとイングラムがお互いにピックとロール/ポップの役割をやり合う試合が出来るなら…リーグで無双する夢も見れそう。
前述した、今行われているというチームワークアウト、
今のところザイオンは継続的に参加できているようです。
この段階からチームメイトとずっとワークアウトを続けることができれば、少なくてもなんらかのポジティブな結果を来季に期待して良いような気がします。
NBAで自分を再認識させることに意欲的だというザイオン。
モチベーションが高いという報道を聞くのはファンにとってこれ以上の安堵感はありません。
今の状態がphenomenal shapeとまで言われているザイオン。
それまでお預けの期間が長かっただけあり期待度が膨らんでしまっている感がありますが、まずは健康を保ってくれるのを願うばかりですが、
ザイオンが中心に回りそうなチームは、こうやって少し考えただけでもテンション上がりますね笑
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