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物言いが入ったブレイザーズのゲイリー・ペイトン放出に闇を感じる

Golden State Warriors
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お久しぶりです。AJです。

毎年何かしらの動きが起こるトレードデッドライン、各チームの思惑も想像しやすく楽しい時期の一つですが、

今季のトレードデッドラインは近年でも1番と言えるくらい動きが激しかった年になりました。

各トレードは他の記事で言及していくとして、今回”物言い”が入った怪しいトレードが起こったポートランド・トレイルブレイザーズとゴールデンステイト・ウォリアーズが絡んだ4チームトレードの動きはスポーツビジネスの闇を感じてしまうニュースでした。

昨シーズン優勝にディフェンス面で大きく貢献したと評価されたゲイリー・ペイトン2世の獲得を行ない再補強を狙ったウォリアーズでしたが、

そのペイトン本人の怪我がまだ回復していないことが現在問題として取り上げられています。

故障している事自体は通常問題にはならないのですが、大事なところはそれを獲得したチーム側が了承の上で獲得したかという部分。

トレード後のフィジカルテストにパスしなかったことで、ペイトン自身は完全に回復するためには5月まで時間がかかりそうなこと、そしてブレイザーズでは鎮痛剤を使用して半ば無理してプレイしていたことが発覚しました。

優勝連覇に向けて暗雲が立ち込めている中、チームを上向かせるために再獲得したと予想されただけに即戦力を期待していただろうことを思えば看過出来ない内容でしょう。

現地時間2/12時点のニュースでウォリアーズがNBAに苦情の申し入れをした事が報道されています。

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何かしらペナルティーを受けると予想されるブレイザーズですが、最悪の想定として考えられていたトレードの取り消しはどうやら行われなさそうです。

というのも、ウォリアーズ自体は今季だけを見据えておらず来季以降にもペイトンの活躍に期待しているそうで、今季多くをプレイできなくても彼の獲得自体にはポジティブなようです。

”フィジカルテスト不合格でもウォリアーズはペイトンの確保に興味あり”

更に言えば、ペイトン自身がブレイザーズでプレイすることにモチベーションがなかったという報道もあります。

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「昨年ポートランドから離れた選手を注視して見れば、トレードされた事に隠すことなく喜んでいる姿を確認できる。まるで安堵したかのように見えた。」

報道でそう言った声が聞こえるほど今のブレイザーズに疑心暗鬼の目が向けられている状態になっていますが、

元々はリーグの中でも特にロイヤリティーがあると言われていたチームのひとつ。

NBAでトップスター選手の1人であるデイミアン・リラードがここまで長年チームに留まっているのも、チームが2027年には6300万ドル(!!)になる契約を提示したことからも分かる選手へのリスペクトにあることは確かです。

Damian Lillard inks 2-year max extension with Trail Blazers
The All-Star point guard shows his continued commitment to Portland by adding more years to his current deal.

そのイメージがあっただけに余計闇を感じされているのかもしれません。

この類の問題で思い出すのは、2017-2018シーズンに起こったカイリー・アービングとアイザイア・トーマス(と他選手)のトレードですね。

その時はアイザイア・トーマスの腰(ヒップ)に不安を抱えた状態のままだったことがトレード先のキャブスに知らされておらず、一方的にセルティックスが得をした形になったことから議論になったトレードでした。

https://www.businessinsider.com/kyrie-irving-isaiah-thomas-trade-could-be-canceled-hip-injury-2017-8
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その当時もセルティックスの主張次第でトレードがキャンセルになる?とも言われていましたが結果的に実行されることはありませんでした。

今回のトレードもキャンセルされることはなさそうです。

2023/2/14追記:ウォリアーズが承認し、トレードが成立することが決まりました。

プロではありますが、一度トレードで放出された選手が戻って来た時のモチベーションなども考慮するとキャンセルしない方が良いのかもしれません。

一部報道では大きい手術も必要と言われているのでわかりませんが、もしプレイオフへの復帰を目指せるならディフェンス面で期待できる選手なのは間違いありません。

今季にもルカ・ドンチッチに対するディフェンスを評価されていた時点で、プレイオフで対決する可能性の高いマブス対策のひとつとして持っていたい選手でもあります。

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例え今季に間に合わなくても、来季に大きく貢献してくれるならそれで良い位ポジティブに見ているようにも見えます。

ファンとしては詐欺的なトレードが起こってしまうのは気持ちが下がる部分ではありますが、NBAにも何かしらペナルティーの規定でも設けてもらって、ファンにとっても納得させてくれるものを作ってもらうしかないですね。

個人的には彼がウォリアーズに帰ってきたのは嬉しいですし、多くのNBAファンはそう思っていることと思います。

それだけチームにフィットしていた感が昨年にはありましたし、ゲイリー・ペイトンIIのNBAキャリアを作ってくれたウォリアーズにいて欲しいファンは多かったと思います。

少なくても、このトレードがキャンセルされるとしたらトレードされたジェームズ・ワイズマンの士気が気になってしまいますから…

いまだにGリーグにアサインされるワイズマンだが、やはりポテンシャルは期待してしまうダイナミックさがある
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ワイズマンもデトロイト・ピストンズでスタートを貰えることが予想されているだけ、今回のトレードはウィンウィンだったと言えます。

このままどのチームにとってもポジティブな結果に収まってくれると嬉しいですね。

Photo by Steph Chambers/Getty Images

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