こんにちは、AJです。
チームの成熟に苦しんだ昨シーズンでしたが、ロサンゼルス・レイカーズにとってオースティン・リーブスの活躍は唯一と言っていい程の好材料でした。
ファンの間でも「レイカーズにとっての2022年のピーク」として彼のブザービーターが取り上げられたり
2ウェイ契約からシーズンが始まったにも関わらずトリプルダブルを記録するなど彼の話題性は十分でした。
アレックス・カルーソ、ラリー・ナンスJr.、ルーク・ウォルトンだったりと、心なしかレイカーズの若手育成枠には白人選手がスポットにいることが多いようにも思います(ナンスはミックスだけど)
今で言えばオースティン・リーブスに続いてコール・スワイダーが2ウェイ契約で後に続いて”育成枠候補”として存在していますね。
彼もサマーリーグで注目を集めドラフト外ながら気になる若手選手の1人。
しかしレイカーズは将来を期待する”育成枠””成長枠”として確保する選手を成長しきる前にことごとく放出するチームとして昨今認知されつつあります。
そのイメージの大半はレブロン獲得やAD獲得までに保持していた若手たち(ロンゾ・ボール、ジョーダン・クラークソン、ブランドン・イングラムなど)が放出後に続々と結果を残して来ている事が理由だと思いますが、
今オフにそれまでキープしたがっていたタレン・ホートンタッカー(THT)を放出した事でそのイメージはいよいよ定着した感がありますね。
AD獲得時に放出を嫌がったクズマを結局放出→ラス獲得の際THTを要求されたがクズマを放出する形で回避→今回のTHT放出の流れは育成枠としてキープしたいという方針を示していたチームの流れとしてはチームマネジメントに懐疑的な声が上がっても仕方のない動きでした。
NBAで屈指の大都市にあるチームにとって長い時間をかけて選手育成に力を入れるより直ぐに結果を求められてしまう立場としてはしょうがないのかもしれません。
(コービーの晩年期間には育成期間を選んでいたので選べないというわけではないと思うのですが…)
周りに回って現在成長枠としてチームに残っているのがオースティン・リーブスですね。
ファンにとっては今までのイメージが払拭されるように彼がレイカーズで成長していく様を見届けたい事でしょう。
アーカンザス出身の彼は世代的にも漏れなくコービー・ブライアントに影響を受けた1人です。
それだけにコービーがキャリアを通して所属していたレイカーズでプレイすることに人一倍の興奮を覚えているそう。
「信じられないよ。コービーは自分にとって何をしてでも会いたかった人。
彼が持っていたメンタリティーはとても好きだ。勝つためには何をすることも厭わないっていうね。
どんな事よりもただバスケで勝つ事だけを求めてた。
エージェントにも話した事があるけど、レイカーズの施設で練習することはとても違う感覚を味わう。
名だたる選手たちが使ってきた場所でワークアウトしてるんだ。
施設に飾られている優勝した証や永久欠番を見上げる。とても特別な気分だ。」
“It’s crazy. That was one guy I would do anything to meet. Just the mentality that he had was something that I really loved. It was do whatever you could do to win. That’s what he wanted to do first and foremost, he just wanted to win basketball games. Just to play for the Lakers, I remember I told Aaron my agent going into the Lakers workout, it had a different feeling. I’m in the gym that all these guys have been in, worked out. You look up and you see all the championships, you see all the retired numbers. It’s definitely a different feeling so it’s really special.”
-Austin Reaves via The Athletic
このインタビューを聞いているだけで彼自身の興奮が感じられますよね。
バスケットボール競技をしている選手で、特にレイカーズのファンだったなら尚更特別なものだろうと想像できます。
コービーに影響を受けてきただけあり、彼自身の中にも”マンバメンタリティー”のマインドが宿っていると言います。
初めて戦ったルーキーシーズンで感じたのは体格差。ウイングでディフェンスをしなくてはいけない彼にとってほとんどの試合で自分より身長や体格が大きい選手を相手する場面が多かったことで、その体格さの不利を経験したようです。
オフシーズンには筋肉量を増やすことを目指し209パウンド(95キロ程度)まで体重を増加させたそう。
体重的には2~3キロほどしか変わってませんが、筋肉量だけで2キロですからね。脂肪量の減少なども考えたら想像以上にバルクアップしてるのかもしれません。
さらにレイカーズにとってずっと課題になっているアウトサイドシュートへの取り組みも欠かさず行っていたと言います。
オースティン・リーブスが現在目指しているゴールはスターティングメンバーのスポット。
昨シーズンではスタート出場の機会にも恵まれましたが理由はチームメイトの相次ぐ故障でした。
2022-2023年は勝ち取りに行くことを目指します。
期待値が低くなっている2022-2023シーズンのレイカーズですが、リーブスが戦わなくてはいけないポジションのSG-SFには多くの好選手を獲得しています。
ケンドリック・ナンやロニー・ウォーカーⅣはオフェンス力に定評がある若手。
トロイ・ブラウンやユアン・トスカーノアンダーソンなど使い勝手のいいガードフォワードもいます。
さらにパトリック・ベバリーとデニス・シュルーダーの獲得で余計にガード枠は余計激しいポジション争いのスポットになりました。
セカンドチームに入ることさえ大変な状況にも思えますが、シーズンの目標としてスタメンを目指していると発言している以上、どれだけ良いプレイを見せてくれるのか期待してしまいますね。
彼が今シーズンにどれだけマンバメンタリティーを見せてくれるのか、楽しみです。
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