AJです。
ついに続々とトレーニングキャンプ入りしチームのメンツと組み合わせが見えてくる中、バックスの初プレシーズンゲームを見て「おや?」と思ったことがありました。
それは彼にとっては不自然な背番号。
プレシーズン序盤という事もあり両チームほとんどのスタメンが休暇を取る中、数少ないスタートメンバーであるグレイソン・アレンは出場していたわけですが(それでも抑え目の18分出場ではあったけれど)
昨季からの馴染み深い背番号7から12に変わっていたことに何か違和感を感じました。
気にしない人もいるとは思いますが、スポーツをやっている大多数の青少年にとって好きな選手の背番号を着るというのは一つのモチベーションになっていると思います。
おじさんになってもその気持ちは変わらないもので、背番号を着る意気込みは少年時代ほどはないものの、選手が背番号を選んでいる理由というのはなんとなく気になってしまうものです。
プロスポーツを好きな人たちには共通の気持ちだと思いますが、グレイソン・アレンは意外と背番号をコロコロと変えがちな選手なんですね。
大学時代は背番号3を着用し、彼にとって3番を使用することが1番ナチュラルな感じがします。
メンフィス・グリズリーズでも3番を着用していましたね。
背番号3はバスケットボールの中で人気の高い数字のひとつ。
理由は様々あると思いますが、多くは2000年台にアレン・アイバーソンを始めとした多くの人気選手が着用していたナンバーだったことが、この下の世代に影響を与えていると考えられます。
しかしグレイソン・アレン自身、NBA入りした当初はユタ・ジャズで24番を着用していました。
この理由には「コービーが好きだったから」という理由での着用を明言していますが、当時ジャズのロスターに大先輩のリッキー・ルビオが3番を着用していたことが他ナンバーを選んだ直接的な理由になったでしょう。
メンフィスからミルウォーキー・バックスに移籍した昨シーズンは7番を選びました。
この理由は知らなかったのですが、今回のメディアデーでのレポートで「一桁のナンバーが欲しかったんだけど、すでに使われていたり永久欠番で7番か使えるものがなかったから」とその理由を明かしていました。
この発言から本人はあまり背番号に拘ってなさそうな感じが伝わってきます。
今回簡単に背番号を12に変更したのもこだわりのなさの為せる技かなと思うのですが、直接的な理由は昨シーズン移籍してきた先輩のせいだということがわかりました。
それがジョー・イングルス
彼の背番号はジャズ時代一貫して2番でしたが、彼にとってはタイミング悪く今年から過去に優勝した時の名選手ジュニア・ブリッジマンの番号としてチームの永久欠番となりました。
1971年の優勝をもたらした選手として当時のカリーム・アブドゥル・ジャバーやオスカー・ロバートソンよりも欠かせない人物だったとする意見もあるほどの選手。
これにはイングルスも黙るしかありません。
代わりにイングルスが話しかけたのがグレイソン・アレンだったというわけです。
「彼とメッセージで話したんだ。
”使用できた唯一の番号が7番だっただけでそれまで7番を着用したことってなかったんだ。だから俺の番号っていう意識はないよ。
(君が欲しいっていうなら)7番は君の方が合ってるだろうから、あげるよ”ってね」
“When he texts me I was just like… ‘I’ve never worn the number 7 before I picked up it because it was the only single-digit number available. I know it’s kind of your number so you got it’”.
-Grayson Allen on Media Day
何も思い入れはなかったことが口ぶりでわかります笑
では、今回12ばんを選んだ理由はなんだったんでしょうか?
これまた特にこだわりはなかったみたいですね笑
「正直理由はないんだ。
リストを見たとき一桁の番号は全部永久欠番か使われてて、10番も永久欠番だった。だから12が1番低い数字でベストのナンバーに見えたから取っただけなんだよね」
“Honestly, I have no idea. I was going down the line, I think every single-digit number is retired or taken. 10 is retired… so I was like 12 looks like the next best low number to me so I take it”.
-Grayson Allen on Media Day
11番は当然チームメイトのブルック・ロペスの番号。使用可能な中で1番低い数字が12番だっただけという、なんともテンションの低い理由でした笑
ただ本人にとって「数字の低い番号を使いたい」という意識はあるみたいですね。
当たり前のように低い数字が欲しいと言っていて理由は分かりませんが、スポーツをしている人にとって一桁番号ってなんかカッコいいイメージって漠然とあるように思います。
彼にとってもそういう感覚があるのかなーと思わさせられますが、12番自体には何もモチベーションがないことがわかりましたね。
こういうなんでもないけどちょっと気になることを知れるのがメディアデーの良いところだと思います。
まだまだ小ネタも転がってそうなので、全チームのメディアデーインタビューを確認してみようかな…笑
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