AJです。プレイインの初日、ウルブズ対クリッパーズを視聴しました。
*試合結果、内容の記載が含まれますのでご注意ください。
前半はKATへのダブルチームや厳しいマークが機能して、クリッパーズの方が流れに乗れると思いましたが、終始ディアンジェロ・ラッセルとアンソニー・エドワーズが良いところで得点を決めて繋いだ試合でした。
それでもKATはフラストレーションからか早い段階からファールを重ねてしまい、ウルブズにとっては難しい試合運びになりましたね。
タウンズはずっとそうだけど、ファウル多いのを矯正しないと良いかげん良くない。
リーグ入り以来ずっとファールトラブルに悩まされるタイプの選手ですが、
チームもファウルがかさんだ時に彼の「ダイジョウブ」を信じてトラブル中でもある程度出しちゃうもんだから、それで追加ファール取っちゃう事がレギュラーシーズンからとにかく多い。
すぐに引っ込めないで流れを掴ませたい目的はあるんでしょうけど、彼に関してはすぐイライラを表に出してしまうタイプだし、大事な場面でなければさっさと引っ込めた方が良いと思うんだけどな。
案の定タウンズはこの試合7分を残した時点で6ファール退場…。勝負どころの大部分をベンチから眺めることになりました。
しかしこれで逆にこの試合目立ったのがディアンジェロ・ラッセルとアンソニー・エドワーズの勝負強さでした。
特にディーローは欲しいタイミングでシュートを沈めて、プレイオフ経験が一度しか無いとはとても思えない勝負強さを見せてくれました。
この大事な試合でわずか24分しか出れず、FGも27.3%で11得点しかできなかったタウンズは、彼の代わりにチームを引っ張ってくれたラッセルに感謝しないといけませんね。
観てた人は多くが同じように思ったようです。シャックも番組でこんなコメントしていました。
「タウンズはロッカールームで”なんでも俺にしてほしい事を言ってくれ、やってやる”って言ってるはずだよ」
“Karl Anthony-Towns should be in the locker room thanking him saying ‘whatever you need me I got you’. “
-Shaq on TNT
サポートキャストとしてパトリック・ビバリーも良い感じでクリッパーズにフラストレーションを提供していました笑
終盤のスティールはまさに値千金ってやつ。
しかし、試合後メディアに1番注目されたのは勝利後の面々のセレブレーション。
ジミー・バトラーが去って以来のプレイオフ参加を決めたティンバーウルブズですが、その騒ぎようはまるで優勝したかのようだとイジられまくっています。
ビバリーとアントはオフィシャルテーブルに飛び乗りまるでコービーかウェイド、もしくはウェスタンカンファレンスファイナル行きを決めた時のケビン・ガーネットのようだと揶揄され、
KATはコート上でそのままイチャイチャ。
ビバリーはその後勢い余ったか泣きっ面のような顔を見せました。
流石に大げさ…とは思うものの、長いことプレイオフから遠ざかっていただけにこれくらい喜ぶのも仕方ないと言えば仕方ないことでしょうか。
以前に書きましたがタウンズは昨年までバスケを楽しくないと思うところまで来ていて、今年はバスケを楽しみたいという話もあったので、彼が楽しめている様子を見れるのは嬉しいことではあるんですけどね。
(しかし今回のプアな貢献は反省してくれ!)
そのタウンズの記事はこちら↓
特にパトリック・ビバリーにとっては、彼特有のパフォーマンスというだけではなく個人的な熱量も乗っかっていたようです。
昨年に、それまで4年いたクリッパーズからトレードされたことを根に持っていたみたいですね。
NBAではトレードなんて日常茶飯事とは思いますが、こういうのが彼のモチベーションの高め方みたいです。
契約更新時に高額オファーがあったにも関わらず安価でクリッパーズに残留した話もあったから、まあ彼の気持ちも理解できるところではあります。
勝利を手にし発言権を得た事で試合後はもう言いたい放題。
「(試合後相手に向かって何を言っていたのかという質問に)さっさとLAに連れて帰りなっていったんだ。
クリッパーズにいた事は自分にとってとっても大事な事だった。
あのチームに俺の血と汗と涙を捧げてたんだ。そのことは知ってるだろう?」
“Take them ass home. Long flight to LA.
It’s deeper than that for me. I gave my blood and sweat and tears to that organization. You guys know the story.”
-Pat Bev on post-game interview
さらにビバリーはクリッパーズに対してだけでなく、「ウルブズはプレイオフに行けない」という批判の声に対しても対抗心を燃やしていたようです。
ただしスタッツを見ればまだまだ課題も。
特にビバリーに関しては11リバウンドを稼いでディフェンシブに貢献したもののFG%は2/8で25%。
役割の違いはあれど前述した”活躍しなかったKAT”より低かったわけですから、今季リーグで上位のディフェンシブレートを記録しているメンフィスグリズリーズ相手には、特に今回1/5しか決めれなかったスリーポイントは修正していかなくてはいけませんね。
しかし何度も言いますがアントとディーローの活躍は見事でした。
それぞれ30得点、29得点の活躍。
特にディアンジェロ・ラッセルはFG55.6%、スリー60%と効率的なオフェンスでした。
アントも負けず劣らずのオフェンス効率で、クリッパーズは彼のオフェンスを止めるアンサーを試合中には出せませんでしたね。
vs LAC 2022/4/13 | 出場時間 | 得点 | AST | REB | STL | FG% | 3P% | FT% |
D’Angelo Russell | 37 | 29 | 6 | 5 | 3 | 55.6% | 60% | 75% |
Anthony Edwards | 37 | 30 | 2 | 5 | 1 | 47.6% | 45.5% | 83.3% |
プレイオフ進出が決まり、ファーストラウンドに対戦するのはメンフィス・グリズリーズになりました。
西地区2位といえど、若手中心のグリズリーズ。
今年様々な数字でトップチームの成績を残しているグリズリーズですが、プレイオフでの勝ち方はまだ経験していません。
もちろんそれでも下馬評は悪いですが、この2人にタウンズがちゃんと活躍してくれれば十分戦えそうに思えます。
今年どこまで行けるかは分かりませんが、もうビッグ3と呼ばれて恥じない3人組になっているかもしれませんね。
タウンズはいいかげんファウルを気にしてくれ!
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