スポンサーリンク

今オフ、アレが邪魔になる?ユタジャズの再建

Utah Jazz
この記事は約6分で読めます。

こんにちは、AJです。

チーム解体、少なくてもテコ入れが確実視されているユタジャズ。

前回書いたブログ↓

主にドノバン・ミッチェルをキープするか、ルディ・ゴベアーを選ぶかで揺れ動いているように見えます。

昨シーズン途中で球団社長に就任したダニー・エインジは、リーグの中でも極めてトレードの才を評価されている人物。

やり手過ぎて批判の声も聞こえる人ですが、就任時のプレスカンファレンスで「誰でもトレード対象になり得る」と発言しているだけに、今年もプレイオフを勝てなかったチームはなんでもアリ状態でオフシーズンに臨みそうです。

スポンサーリンク

しかし、ジャズはある理由で今オフに大きな動きが出来ないんじゃないか、と言う意見があります。

その理由は、オールスター。

そう、来年のオールスター開催地はソルトレイクシティに決まっていて、ジャズの本拠地でのお祭りが予定されているんです。

スポンサーリンク

本拠地開催となると、ホームの選手がオールスターの舞台に出る事は必須とは言わないまでも、地元を盛り上げる為には叶って欲しい重要なタスクです。

噂になっているのは「チームはドノバンを確保していたい」という話。

これはチームがゴベアーよりドノバンに価値を感じている、という事以外にもオールスター選手を来年まで確実に持っておきたいという気持ちの表れなのかもしれません。

ルディ・ゴベアーも複数回オールスターに選出されている選手ですが、一方で「the least popular all-star player in the NBA-最も人気のないオールスター選手」と言われ、チーム分けがピック制になってから最終ピックの常連。

貴重なビッグマンでありながらオールスター映えしないディフェンシブセンターの悲しい宿命かもしれません。

そのキャラクターからしてもチームがドノバンを保持したいと思っているとしても納得です。

しかし、これによってトレードの可能性を狭めてしまうのはチーム作り直しの観点ではあまり喜ばしくありません。

もちろんドノバン・ミッチェルでチーム作りするアイディアはアリですが、人気がないとは言えディフェンスエンドでのゴベアーの存在感は現リーグで唯一無二と言っても過言ではないですよね。

トレード相手のオファーしてくるアセットによっては、ゴベアーを残したままドノバンで見返りを求める方が計算しやすい事も充分あり得ます。

ドノバンを欲しがっているチームとして上がっているのは例えばニューヨークニックス↓

Inside Donovan Mitchell’s Jazz drama – and where the Knicks fit
When the trade request does come down, Checketts senses the Knicks will be atop Mitchell’s wish list.

特にドノバンに限らずジャズのガード陣はディフェンス面での貢献度の低さが年々露呈されているので、ゴベアーを見返りに獲得する選手によってはディフェンスザルチームが出来上がってしまうかも。

今年のプレイオフでもディフェンス力のなさを露呈したドノバン・ミッチェル

オールスターが来年に控え、華のあるオールスター選手(ドノバン・ミッチェル)を確保したい気持ちは充分理解できますが、普通に考えれば嬉しいこの「オールスター招致」のタイミングが、チームを更に数年苦しめるキッカケになってしまうかもしれません。

近年その失敗をしたと言われているのがシャーロットホーネッツ。

ホーネッツは当時唯一のオールスター選手、ケンバ・ウォーカーが在籍。2019年シーズン後FAになることになっていましたが、マックス額提示はせず、トレードアセットにも組み込まず、見返りなしにウォーカーを手放した過去があります。

マックス額を提示しなくても、在籍チームは他チームより約一年早く当人と再契約/契約延長の交渉ができます。ケンバがマックス契約以外を拒否した可能性もありますが、彼をキープしたかったのなら打診は出来たはず。

特に当時のケンバの発言を聞く限りは、ケンバにとって残留のためにマックス額の契約は重要ではなかったことが伺えます。

契約延長しないなら、FAになる前にトレード先を探すのがNBAでの定石ですがそれも積極的にしたようには見えませんでした。

一応2018年からトレード受け入れはしていたものの動くまでは至らなかったホーネッツ
スポンサーリンク

本当の理由は分かりませんが、一部の予想で、ケンバを持っておきたかった理由はオールスターゲームが2019年にシャーロットで開催されたからだと言われています。

確かに興行を成功させるには地元にオールスター選出される選手がいる方が良いのは当然ですが、もしそうだとしたら、ホーネッツはそのためだけにケンバから何か得れたかもしれないものをみすみす逃した形になりました。

もちろん経営は大事ですし、それが結果どのように現在影響があるのかは分かりませんが、再建するチャンスをひとつ見逃したのは確かです。

もしかしたらジャズはホーネッツがやったようなジレンマに陥るかもしれません。

とはいえ、一応オフィシャルなレポートでは、ジャズは未だにドノバン・ミッチェルとルディ・ゴベアーの2人を中心に添えたままサポートキャストをイジるつもりだと報道されているので、トレードのタイミングを逃すかどうかはただの杞憂の可能性も全然あります。

しかし、オールスターのためだけに捨てシーズンが設けられるとすれば、特にすでに人材がちゃんとあるジャズにとっては勿体無いですよね。

悲しいジレンマと戦わなくてはいけないかもしれない今オフのユタジャズ。

それでもキャリアで高い評価を得てきたダニー・エインジの人事異動がどんな動きを見せるのか気になりますね。

今後もトレードの可能性と噂も追っていきたいと思います。よろしくお願いします。

スポンサーリンク
The Jazz are reportedly against rebuilding, but their apparent reasoning could put them on a dangerous path
The Jazz seem to be focusing on all of the wrong things
https://www.cbssports.com/nba/news/stephen-curry-klay-thompson-prove-they-still-have-knockout-punch-but-how-long-can-erratic-shooting-hold-up/

コメント

タイトルとURLをコピーしました